【中国爆発事故】キノコ雲が空に上がる“チャイナボカン”動画に「戦争反対」ツイート殺到

デイリーニュースオンライン

写真はyoutubeより
写真はyoutubeより

 予想外のものが爆発することから「チャイナボカン」と揶揄される中国で、深刻な事故が起きた。現地時間8月12日夜、中国・天津市の工場で大規模な火災があり、大爆発が発生したのだ。 

 場所は港湾部にある危険化学物質を扱う倉庫で、燃えやすい化学物質に引火し、爆発したとみられる。救助活動が行われているが、死傷者が多数出ている模様。

「現場から2キロ離れた場所の窓ガラスも吹き飛んだ」

 と報じられている。

 爆発でキノコ雲が空に上がる動画や画像は、Youtubeや中国最大のSNS・微博(Weibo)などに投稿され、またたく間に日本にも拡散された。また、日本の気象衛星「ひまわり8号」や韓国の気象衛星「千里眼」から天津の大爆発をとらえた画像も拡散され、規模の大きさがうかがわれた。

爆発の規模が大きすぎる

 冒頭でも触れたが、中国で発生する「爆発」もののニュースは、日本ではタイムボカンシリーズをもじって「チャイナボカンシリーズ」と呼ばれ、固定ファンがいるコンテンツだ。

 これまでニュースとなったのは、自動販売機や道路、料理店などの店舗、爆竹が引火して爆発したケースなど。

 しかし、今回の天津の工場の大爆発は、これまで報じられてきた爆発とは、スケールが違いすぎた。

「新たなチャイナボカンシリーズかと思ったらガチでやばいやつだった」
「凄まじいね」
「恐ろしすぎる」
「ダイハードかよ」
「ハリウッド級?」
「何にどう引火すればあんな大規模になるんだ…?」

 と、日本でも、驚きの声、心配の声が広がっている。貿易の拠点として天津港を利用しているビジネスパーソンからは、

「荷物運べるかな」

 と、自らの仕事の心配をする声もあがった。火柱が上がる様子や爆風の様子は、原爆のキノコ雲に形が似ていると感じた人も多かったようで、

「すごいな。なんか原爆を彷彿させる。」
「地震計の記録だと広島型原爆の1/1000のエネルギー観測してるらしいやん」
「戦争というものは、この爆発をわざと起こすのだ。戦争、止めといた方がいい、やっぱり」

 という声が上がっている。

 日本では8月6日と8月9日に、原爆が投下された広島と長崎で平和祈念(記念)式典が開催されたばかり。そして8月15日が終戦記念日だ。天津の爆発を見て、戦争反対を願うツイートも続いた。

(文・春山修司)

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