【実食】セクシー男優しみけんが“アレの味”がするカレー専門店をオープン!

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オープン初日は長蛇の列(撮影/架神恭介)
オープン初日は長蛇の列(撮影/架神恭介)

 セクシー男優しみけんによる、うんこ味のカレー専門店「カレーショップ志み津」が、8月16日、千歳船橋でオープンしました。

「カレーショップ志み津」ではリアルうんこの味に近付けるべく、臭いを出すためのくさやや、苦味や渋みを出すためのセンブリ茶、ゴーヤ、カカオパウダーなどをカレー粉と一緒に投入しています。

 当然ですが、本物のうんこは一切無使用で、食品のみを用いてうんこ味を再現しているため、健康上の問題はありません。「うんこの味は一度は確認しておきたいけど、リアルうんこは身体に悪いから……」と考えるあなたには福音とも言えるカレーショップでしょう。

しみけん氏とうんこ味のカレーの歴史

 しみけん氏とうんこ味のカレーの歴史を振り返ると、2013年に行われた阿佐ヶ谷ロフトでのイベント「うんこ味のカレー単独ライブ」に氏がゲスト出演したことから始まります。この時には料理研究家なども参加して、うんこ味に近付けるべく悪戦苦闘しましたが、試行錯誤の結果、なぜだか逆に美味しくなってしまい失敗。

 そのリベンジとして、2015年からテレビ埼玉で放映された「しみけんの脳みそツルツル野郎!!」にて、うんこ味のカレーを研究し、遂に完成させました。

 そして、うんこ味のカレーを万民に広めたい、と考えたしみけん氏は、次にレトルトカレーとして販売する予定を立てるも、工場側から「そんなもん作ってられっか」とリジェクトされ、もはやこれを世に広めるにはショップを開くしかないと考え、このたび、うんこ味のカレー専門店をオープンしたのです。

カレーのサイズと値段は三種類

「ちっせえの」 400円(スプーン三口程度)
「そこそこ」 600円(スプーン七口程度)
「でっけえの」 1000円(容器一杯)

 ライスは別売りでの提供となっています。なお、「でっけえの」を完食した人には特製の認定証ステッカーが進呈されるとのこと。阿佐ヶ谷ロフトでのイベントに参加した筆者の経験からすると、一口目は吐き気がするほどキツイですが、三口目からはやや慣れてくるので、「ちっせえの」が完食できるなら、「でっけえの」まで、もしかしたら行けるのかもしれません。いや、物凄く不味いので、慣れてもキッツイんですが。

というわけで、実際にオープン初日に行ってみた

 なんと、開店時間には既に長蛇の列ができています……! お盆休みの大事な日曜の夜に、なぜみんなこんなものに並んでいるんだ。正気に戻って欲しい。

 店構え。扉越しにも店内のうんこ臭さが漂っており、並んでるだけで辛い。

「ちっせえの」(400円)を注文。見た目は普通のカレーですが、とにかく臭い。全てのカレーは便器型の食器で提供されます。

実食。……そのお味は?

 で、食べてみたんですが、アレッ!? なんかおかしいぞ。いやあ、不味い。臭いし、不味い。なのに普通に食べれてしまう。美味しくないんだけど、一口含んだだけで吐き気がする程の辛さがない……。苦味が足りないんじゃないかなあ。

 他のお客さんに感想を聞いてみても……、

「臭いはいつも出しているあれと同じだけど……」(男性)
「味は普通のカレーとあまり変わらないかな?」(男性)
「美味しいです。いや、普通のカレーと比べて美味しいわけでは断じて無いですけど、食べれる」(女性)
「ちょっと苦いキーマカレーって感じ」(男性)
「苦いけど、意外と食べれます」(女性)
「苦味は似ているけど、美味しく食べれちゃうし、再現度は低いのでは?」(男性)

「でっけえの」を完食するお客さんも多数おり、「これがうんこなら俺はうんこ食べれるよ!」と豪語する者までも……。

 店長のおぱんぽん氏いわく、「うんこ味のカレーをこんなに大量に作った経験がなく、営業初日から失敗して美味しいカレーになってしまった。死にたい。うんこ味を期待して来てくれたお客さんに本当に申し訳ない」とのこと。確かに、うんこ味を求めて来たのに、こんな美味しいカレーを出されては詐欺です。暴動が起こってもおかしくありません。

 今後はどう改善し、うんこ味のクオリティを保証していくつもりか問い詰めたところ、「これからは初心に戻り、少量をたくさん作ることでうんこ味のクオリティを保っていきたいと思う。また、公式ツイッターにて、その日の出来栄えを報告し、美味しくできてしまった(オープン日の時のような、うんこ味の再現度が低い)日は店を開けないという、こだわりのラーメン屋形式で営業していきたい」とのことです。

 お客さんも

「今日は美味しく出来ちゃったらしいんで、明日も行くしかないかな、と」
「意外と食べれちゃうので、本物のうんこ味を求めて、またリベンジしたいですね」

 と語っており、店側からも客側からもリアルなうんこ味を求める熱い情熱を感じました。なお、期間限定ショップながら、年内一杯の営業とを目指しており、今年の抱負は食べログ1点台とのことです。うんこ味のカレーを体験したい方は、ツイッター公式アカウントにて、その日の出来栄えをチェックした後に千歳船橋に行こう!

■カレーショップ志み津
住所:東京都世田谷区船橋1-1-17 ジョイパーク千歳船橋B1-A
時間:6pm - 11pm
定休日:火曜、カレーが美味しくできた日

著者プロフィール

作家

架神恭介

広島県出身。早稲田大学第一文学部卒業。『戦闘破壊学園ダンゲロス』で第3回講談社BOX新人賞を受賞し、小説家デビュー。漫画原作や動画制作、パンクロックなど多岐に活動。近著に『仁義なきキリスト教史』(筑摩書房)

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