「ヤラセは当たり前!?」テレビ局の非常識ハチャメチャ制作現場の実態

日刊大衆

「ヤラセは当たり前!?」テレビ局の非常識ハチャメチャ制作現場の実態

ヤラセに傲慢取材……今、テレビ制作のモラル低下が叫ばれている。被取材者が見たハチャメチャ制作現場の裏側を暴露する!

取材を受けた弁護士が〈ギャラも払わず番組でも何ら紹介せず。俺はお前らのアシスタントじゃない〉とツイートするなど、このところ、問題続出の『アッコにおまかせ』(TBS系)スタッフ。顔相鑑定士の池袋絵意知氏も、同様の被害に遭っていたことを明かす。

「以前、ある日曜深夜0時すぎ、番組スタッフから"今日放送のコーナーで扱うタレントの件で取材したいので、電話かメール返信してください"とメールが来たんです。まず書かれた番号に電話すると、誤表記でつながらず。なので、僕の電話番号をメールしたんです」

すると、1時と2時に2回電話があり、合計40分にわたって取材に応じたという。依頼された自分の写真も送り、さすがに放送決定事項だと池袋氏は思っていたというが、放送開始直前、驚きの電話を受ける。
「申し訳なさもなく、"放送なくなりました"のひと言。謝礼も一切なしです」

なぜ、このような問題が起こるのか。芸能ライターの織田祐二氏が解説する。
「下請けの制作会社の下っ端が、上司からの無理で急な要求を満たすため、非常識で横柄な態度に出るんでしょう。TBSの番組すべてが、こうだとは思いませんが……」

池袋氏も
「オファー後に企画倒れした番組からは、撮影前なのに申し訳なさそうにギャラをお支払いしていただいたこともあるし、若くても優秀で丁寧なスタッフも当然います」
と話す。

同様に批判が噴出しているのがフジテレビだ。2013年に『ほこ×たて』のヤラセが問題視され、打ち切りになったが、最近でも、同局の報道スタッフがライバル局の記者にツイッター上で取材を申し込むなど、普通では考えられない混乱ぶりが話題となっている。

片足を失った女性がパラリンピックを目指す道程を描いた本『Colors』(ミリオン出版)の編集人・梁瀬敦氏も、フジ報道ディレクターから彼女への取材依頼を受けたという。しかし……、
「彼女の国体出場の密着取材では、初対面で超至近距離でカメラを向け、大会側から注意喚起の放送が入ったほど。さらに彼女が国体優勝をすると、"ぶっちゃけ、こんな大会で優勝したってパラリンピック出られるわけじゃないし"と言い放ち、ギャラが出ないため当初の取材条件だった本の宣伝もNGだと言い出したんです。なので、さすがに取材中止を告げると、突然、焦り始めて当初の約束を守ると」

だが、その後もディレクターの仰天言動は続いた。
「お母さんのことを"おっかあ"と呼んでくれと意味不明なヤラセを強要したり、"障害者の話って受けないんすよ"と突如放言したり。撮影後は何か月も音沙汰がなく、ようやく連絡があったのは放送日当日です」

梁瀬氏は、最後に会ったときに彼が言った言葉が忘れられないという。
「"彼女はテレビに出ているんだから俺にぶつかってきてくれないと困るんです。素を出してくれないと!"と。お前が言うなと(笑)」

今夏、フジの『27時間テレビ』が掲げたキャッチコピーの一部、「テレビのピンチ」は、自らが招いたものではないのだろうか……。

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