【鬼怒川決壊】「電柱おじさん」を救助した 自衛隊員の“神対応”に喝采 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 実は、自衛隊員は電柱につかまる坂井さんよりも先に、1階がまるごと浸水された住居の2階で助けを求めていた人を救助した。ほどなく、その住居は濁流に飲まれた。

 この自衛隊の選択は結果として正しかったわけだが、

「自衛隊の判断力すげーな」
「神判断」
「救助の様子、壮絶すぎる」

 と、どちらを先に救助するべきか、自衛隊員のとっさの判断力には称賛とともに、驚きの声が続出した。

 ちなみに、ヘリコプターからワイヤーで釣り上げて救助する方法は、ホイスト救助と呼ばれる。今回の災害では、陸自、海保、海自、消防、警察と、指示系統が異なる複数の組織がヘリコプターで出動し、多くの人命を救っている。2011年3月に起こった東日本大震災の経験も活かされていると、組織力を絶賛する声もあった。

 一夜明け、雨の峠は越えたが、宮城県でも堤防が決壊。特別警報が出た。鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市を中心に、まだ見つかっていない行方不明者もいる。自衛隊員のさらなる奮闘と、皆さんの無事を祈りたい。

(文・春山修司)

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