【大阪市分限免職】生き残った“最低ランク職員”のほうがもっとヤバかった (1/3ページ)
勤務態度が悪いくらいではまず首を切られることはない──この今までの公務員の常識が崩れつつある。9月30日、大阪市で2人の男性職員が分限免職(解雇)、1人の女性職員が降任(降格)処分となったからだ。
分限免職とは、懲罰的な意味合いで職を免ぜられる懲戒免職とは異なり、単に勤務成績がよくない、職場そのものがなくなるので職を免ずるというものだ。
制度上、勤務成績不良による解雇や降格処分は公務員といえども存在するが、実際にこの制度で処分されることは滅多にないという。今回の大阪市が行なったこの処分について大阪市役所のある課長代理(40代・男性)は次のように話す。
市職員「分限免職処分を受けた職員は『可哀想』」?
「処分を受けた3職員について市職員間では『可哀想』という声が出ている。なぜなら彼、彼女らは、その仕事ぶりから社会性やコミュニケーションが他の職員より不得意だった可能性があるからだ。報道では市の担当者が『やむを得なかった』というのはそうした意味合いが大きい。実際、もっと危ないのは大勢いるんです」
では、今回の処分を免れた人事評価低ランクの職員とはいったいどんな勤務ぶりなのだろうか。A課長代理が続けて語る。