西内まりや「ゴリ押し」戦略が空回り…“第二の安室”化計画に批判殺到

デイリーニュースオンライン

西内まりやオフィシャルブログより
西内まりやオフィシャルブログより

 歌手でモデルの西内まりや(24)の「ゴリ押し」が不評だ。

 秋の新ドラマ『エンジェル・ハート』(日本テレビ系)の主題歌「Save me」を担当したり、Kis-My-Ft2・玉森裕太(25)の初主演映画『レインツリーの国』(11月21日公開)でヒロインを務めたりと幅広く活動。だが、事務所のプッシュが強すぎる感が否めず、どこか迷走している状況も相まって「ウザい」などと非難が集まっている。

ドラマ主題歌起用に原作ファンが猛反発

 西内が主題歌を担当する『エンジェル・ハート』は、往年の人気漫画『シティーハンター』の続編を実写化した作品。俳優の上川隆也(50)がシティーハンターこと冴羽リョウを演じ、モデルで女優の三吉彩花(19)がヒロインの「グラス・ハート」こと香瑩(シャンイン)を演じる。

 通常なら人気漫画の実写化は原作ファンから嫌われるのだが、今作に関しては「俳優のイメージがぴったり」「違和感がない」などとキャストが好評。特に三吉は原作者の北条司氏からも太鼓判を押され、ファンからは「北条キャラそのままのルックス」と絶賛されている。

 ところが、西内の主題歌起用が発表されると一転。ネット上では以下のような厳しい意見が数多く上がった。

「せっかく面白そうなのにゴリ押し主題歌でげんなり」
「一時期の剛力彩芽なみのウザさ」
「大したヒット曲もないのに何で出てくるかね」
「西内まりやなんかより、ファンが望んでいるのはTMN」

 もともとモデルとして活動していた西内は、歌手デビューした昨年に日本レコード大賞の新人賞を受賞。だが当初から「ゴリ押し受賞」などと揶揄され、現在に至るまで目立ったヒット曲も生み出せていない。

 また、西内は女優としても活動しているが、大した実績のないまま今夏にドラマ『ホテルコンシェルジュ』で連ドラ初主演に抜擢。しかし視聴率はパッとせず、全話平均7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低調に終わった。

 一方、2010年から専属モデルを務めていたファッション誌『Seventeen』(集英社)を今年10月に卒業。活動の軸がモデル業から歌手・女優に急激に移行し、本人も「一番悩んでいる時期」と告白。さらには目標となる歌手の一人としてなぜか「長渕剛」の名前を挙げるなど、迷走ぶりが目立ってきている。

 じっくりと腰を据えて実績を築き上げることなく、あれもこれもと手を出していれば「ゴリ押し」「ウザい」と嫌われるのは当然。西内のメイン支持層はモデル時代の女性ファンだが、それをおざなりにして歌手や女優に強引に移行しようとすれば無理が生じる。

 それは誰でも分かりそうなものだが、なぜこのようなゴリ押し戦略をとっているのだろうか。

「西内が所属するライジングプロダクションは2014年、圧倒的な稼ぎ頭だった安室奈美恵(38)が待遇に不満を抱いて独立。窮余の策として計画していたSPEEDの再結成も、上原多香子(32)の夫が他界した騒動で立ち消えになってしまった。打つ手のなくなった同事務所は西内を『第二の安室』として育て上げることを画策し、各方面にゴリ押しするようになった」(芸能関係者)

 事務所の苦境が絡んでいたという事情は理解できるが、ファンの支持が追いついていない。明らかに作戦が空回りしているように思えるが……。

「現在の西内の戦略方針を決めているのは、安室を育て上げたライジングプロの平哲夫社長。平社長は安室の成功を引きずっているため、同じように西内を歌手として華々しく売り出したいという気持ちが強い。安室も当初は女優業と歌手を両立させ、平社長の猛烈な売り込みでブレイクしたので全く同様の戦略です。しかし、西内が安室と同レベルの素材なのかは疑問ですし、時代も違う。ですが、業界内には平社長に恩義のある関係者が多いため、ゴリ押しがまかり通ってしまう」(前同)

 メディアの力が圧倒的だった90年代ならいざ知らず、現代では一方的な消費者への「押しつけ」は嫌悪感を増すだけ。西内本人の実力的な問題もあるだろうが、彼女が「ゴリ押し」と嫌われる理由は時代錯誤な事務所戦略が大きな要因になっているようだ。

(取材・文/夢野京太郎)

「西内まりや「ゴリ押し」戦略が空回り…“第二の安室”化計画に批判殺到」のページです。デイリーニュースオンラインは、音楽芸能エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧