10月23日に放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に、アイドルグループの嵐とHey!Say!JUMPが揃って出演。しかし、他の出演者より長い時間を使って繰り広げられた両グループの内輪ネタトークが「クソみたい」「楽屋でやれ」と不評を買っている。

　番組では「嵐との交流秘話」という名目で、Hey!Say!JUMPと嵐がトーク。MCを務めるタモリ（70）が「Hey!Say!JUMPは嵐とは交流あるの？」と質問。冒頭、Hey!Say!JUMPの有岡大貴（24）と高木雄也（25）が嵐の松本潤（32）と食事に行ったエピソードを披露した。凄くオシャレな店で、食器の音が気になるくらい緊張感がある食事。だが、松本潤はモンブランをニコニコしながら３種類も食べていたという。

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Mステーションは元々ジャニーズのための番組

　続けて、Hey!Say!JUMPの岡本圭人（22）が「（食事に）僕も誘われてた」とアピール。「場所が分かったら連絡するねっていうメール頂いて。家帰って５時間くらい待ってたんですけど、返信が帰ってこなくて」と打ち明けると、有岡大貴は「岡本も来るという話が（松本潤に）なかなか切り出すことができず」と反論。松本潤が「全然タイミングあっただろお前」と突っ込むと、「いやいや、自分たちのことで精一杯で」と弁解した。これにタモリは「あそー、へー」と頷いた。

　さらに、Hey!Say!JUMPの八乙女光（24）が嵐の大野智（34）とメル友だという話に。ブルース・リーの話で盛り上がり、「映画のあのシーン。あのパンチの2発はいいよね」とメールで話をしているという2人。大野智は「それが面白いんです。電話じゃなくてね、メールで（やり取りをするのが）」と語った。

ここで、Hey!Say!JUMPの伊野尾慧（25）が「みなさん楽しそうにメールをやり取りしてるんですけど、僕、誰も連絡先知らなくて。嵐のみなさんの」と告白。「そんなわけないだろ」と嵐の櫻井翔（33）が抗議すると、「一回、櫻井君と（連絡先を）交換するチャンスがあったんですよ。圭人と並びで座ってたんですけど、圭人の連絡先だけ聞いて、俺のは聞かないで行っちゃったんですよ。その時、凄く傷ついて」とまくしたてた。

これに、櫻井翔が「教えて下さいみたいなこと言ってもらわないと。俺から教えてって言うのもなんか」と言うと、「俺、聞いていいんですか？」と伊野尾慧。櫻井翔は「いや、別にいいよ」と了承し、「0120…」とフリーダイヤルの電話番号を冗談交じりに教えると、観客席は笑いに包まれた。

この、他の出演者より長尺を使った両グループのトーク。ネット上では、

「きゃー！　櫻井君と伊野尾のカラミ素敵！」
「嵐とJUMPさ、もう兄弟グループだよね！」

　と、ジャニーズ好きから歓喜の声が上がる一方、

「何この雑談？　楽屋でしろ」
「電波の私物化すげー」
「ジャニーズで時間取られて、バンド系のところは歌だけとかになるんだろうなぁ」

　など、別のアーティストや、そのトークを目当てに番組を見ていた視聴者から厳しい意見が相次いだ。

「今回のやり取り。確かにジャニーズが好きではない人にとってみれば、全くどうでもいい話。ですが、元々ミュージックステーションは当時大人気だった光GENJIをレギュラーにしてヒットした番組。ジャニーズに恩があるので、ジャニーズ枠は番組の大切な要素。ジャニーズに時間を割くのは当然です。ただ、最近はジャニーズに時間を割き過ぎるため、番組自体を見なくなったという声もありますが……」（音楽業界関係者）

　もはや、切っても切れないミュージックステーションとジャニーズの関係。せめて、出演するジャニーズタレントには、興味のない人でも魅了されるようなトークを磨いて欲しいところだ。

（取材・文／丸山ひろし）

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