数ある不動産投資本、失敗しない読み方を聞く (2/2ページ)

新刊JP

ただ、先ほども申し上げた通り、元手1万円で資産●億円というような話は、一つの物語として読むことをお勧めします。それが普通だと思ってはいけません。
また、不動産業者の方が書いている本はあまり間違えたこと言っていないはずです。「宅地建物取引業」の看板がある以上、変なことを書けないんです。ただ、何にせよすべての事例は信じないようにすることが大事ですね。裏に自社の営業トークが隠れていますので。

――「自分もこれで儲けられる」という気持ちを煽るような本がたくさんありますからね。

小林:確かにそうなんですよね。特に業者の方がブランディングのために書いている本や、大家さんがとんでもなく成功した体験本には、その業者の広告に重きを置いたり、セミナーに誘導する目的で書かれたものがあります。なので、とにかくどんな情報も疑ってみることが大事だと思います。

――不動産投資ビジネスで成功する人に共通している点はなんですか?

小林:これも難しいですね。ただ、成功する方は我慢できる方が多いです。物件の値段が高いときは絶対に買わないとか、自分の基準を決めて守ることができるとか。頑固と言えますが、「その基準を満たさないとやらない」と決めると失敗しにくくなります。「とりあえず、すぐに儲けたい!」という人は失敗しやすいですね。
不動産投資は失敗した時には、真綿で首を絞められるようなビジネスなんです。FXや株のように一気に破産になるものではなく、じわじわとマイナスになって返済が滞ることが多いので、自分がマイナスに向かっていることが分かっていなくて、ダメになってきてから「なんとかしたい」とおっしゃってくる方もいますね。そういう方は、損切の売却をして自己破産をする以外に、どうにもならない場合もあるのですが…。

――では、本書をどのような方に読んでほしいと思いますか?

小林:一番はこれから投資を始めようと考えている人ですね。次に、すでに投資を始めているけれど、上手くいっていない人、結果が出てない人もぜひ読んでほしいです。何棟も物件を買っていて目標に向けて邁進している方は、こういう失敗事例があるんだなというくらいで楽しんでほしいなと(笑)

――ありがとうございました。

(了)

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