斉藤工もOB…怪死した小4男児が通っていたシュタイナー学校がヤバすぎる

デイリーニュースオンライン

写真は学校HPより
写真は学校HPより

 10月26日、東京都日野市の通称「高幡山」で小学4年生の男児が首つり遺体が発見された。全裸で両手・両足を縛られ、仰向けの状態で、木にビニールひもをかけて首つりという猟奇的なもの。インターネット上でも、「小4の男児にこんなことができるのか」と疑問が広がり、「怪死」と騒動になった。現場や遺体に第三者の関与の可能性が見当たらなかったことから、警察は他殺ではなく、「自殺が濃厚」と判断している。

「宇宙とのつながり意識した人間教育」が教育理念

 この男児はテレビのニュース映像などにより、東京賢治シュタイナー学校(立川市)というフリースクールに通っていたことが判明した。東京賢治シュタイナー学校はNPO法人で、学校法人化を目指している小・中・高一貫教育の学校だ。義務教育の期間は、児童・生徒が在籍する小中学校から卒業証書が発行されるとしている。

 東京賢治シュタイナー学校の「賢治」とは、日本の作家・宮沢賢治のこと。公式サイトでは、両者の共通点である「宇宙とのつながり意識した人間教育」を教育理念としている旨を、複数ページにわたり説明している。

 シュタイナー教育とは、オーストリア帝国(現在のクロアチア)出身の思想家・哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱したもの。シュタイナー教育を実践する学校は世界に広まり、日本には学校法人を含め全部で8校存在するが、その中身はかなり独特だ。

「シュタイナー教育は授業を芸術ととらえ、コマ割りの授業もなく、一般の学校で使われる教科書も使わずに授業を行います。また、テストで点数をつけないなど、ユニークな教育方針で知られる」(全国紙社会部記者)

 これらのユニークな教育理念を見て、ネット上では、

「風変わりな教育をしているから変な死に方をしたのか」
「男児の自殺は宇宙と交信中の儀式だったのか?」

 など、さまざまな憶測が流れた。

 なお、俳優の斎藤工(34)もシュタイナー教育を受けた有名人として知られている。斎藤はかつて、映画関連の仕事をしていた父の意向でシュタイナー学園初等部に通っていた。しかし途中で斎藤自身が嫌になり、小6で公立小学校に転校したと「女性自身」の取材で答えている。

 東京賢治シュタイナー学校は「親と教師が力を合わせて学校を運営すること」をコンセプトとしている。11月5日には先輩ママによる学校説明会を予定していたが、公式サイトには中止のお知らせが出ていた。男児の自殺に関連したものだろうか。

 いずれにしても、男児の不可解な死を受けて「シュタイナー教育ってヤバすぎる」というイメージが拡散された一件となってしまった。

(文/春山修司)

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