地元の人々に愛される絶品の台南の春巻き「金得春捲(キントクチョンジュエ)」を食べてみた (1/3ページ)

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地元の人々に愛される絶品の台南の春巻き「金得春捲(キントクチョンジュエ)」を食べてみた

台南市は台湾島で最も早くに開けた古都で、寺院や廟など史跡が数多く点在することから「台湾の京都」とも呼ばれ、台湾の古都として多くの人々から愛されています。

1949年に台北が首都となるまで、長い間台湾の中心地であった台南は、日本統治時代の建物も多く、「古き良き日本」と独自の台湾の歴史が融合した街並みは、多くの旅行者を魅了する場所でもあります。

そんな台南には、台湾グルメの発祥とも呼ばれる名店も数多く存在し、台湾のグルメを語る上で台南は絶対に欠かせない地域ともいえます。

今回は台南へ行ったら絶対に食べておきたい、と言われるほど台湾の人に愛されている「金得春捲(キントクチョンジュエ)」をご紹介します。

・メニューは春巻きのみ
こちらのお店、メニューは美味しい具材たっぷりの春巻きだけ。特徴的なのは春巻きの皮。少し焼き目をつけたクレープのような春巻きの皮は香ばしくてどこまでも軽やかな味わいです。キャベツ、玉子、エビ、豆腐、豚肉などの具材が薄いクレープ生地にたっぷりと包まれており、その上には砂糖と粉状にしたピーナッツがかかっていて、具材の塩気とソースの甘さが交互にやってくる不思議な味わいの春巻きです。独特の皮の香ばしさとビーナッツの食感、そして塩気と甘さのコントラストが、食べれば食べるほどヤミツキになってしまう、そんなあと引く味わいなのです。

・圧巻の職人ワザ
路面に面した店内では、かなりのハイペースで春巻きが作られていきます。熟練されたプロによって全て手作業で行われており、そのスピードには驚くばかり。目の前で作ってくれた春巻きは、その場で出来立てホヤホヤの状態でいただけるのも嬉しいですね。古き良き雰囲気の残る台南の街を眺めながら、食べ歩きするのもいいかもしれません。

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