現在、男性アナウンサーの中で人気No.1と言われている日本テレビの桝太一アナウンサー。東大卒エリートの桝アナは入社10年目で、今や多くの番組に引っ張りだこだ。情報番組『ZIP!』ではMCを担当するなど、お茶の間ではすっかり〝朝の顔〟として定着している。さらに、プライベートでは運動音痴で恐妻家をアピールするなど、真面目ながら弱々しいアナとしても有名。しかし、スタッフや同僚に見せる顔は少し違うという──。

テレビでは映らない恐い一面

「テレビの前では真面目で気弱な桝さんですが、実は恐い一面があるんです。毎回、『ZIP!』の生放送後に番組スタッフが集まってする反省会で、桝さんが厳しく叱責するんですよ」（番組関係者）

　クイズ番組やスポーツ中継、そしてバラエティー番組とアナウンサーとしての〝顔〟を巧みに使い分ける桝アナは、ニュース番組には人一倍神経を尖らせているらしい。

「とにかく反省会での桝さんはまるで別人。スタッフのキュー出し（本番の合図）に厳しく、『しっかりキュー出し（合図）をしてくださいよ』と声を荒げるときも多々ありますね」（前出・番組関係者）

　そして、そんな桝アナに同じ『ZIP!』に出演している後輩アナらも戦々恐々としているとか。

「桝の怒りの矛先は、後輩の郡司恭子アナや小熊美香アナに向くこともあります。桝さんが意見を言うときは会議室の空気が一瞬に変わりますね。例えば、ニュース読みの原稿がVTR内に収まらなかったりしたら、『尺に収まっていないよ！』と指摘するんです。また、バラエティーからニュースに切り替わったときのニュース読みのときはもっと厳しくて、『ニュースとほかのときの感情をしっかり使い分けないと！』と険しい表情で発言してました。いつもは30分ほどで終わる会議は、桝さんが白熱すると1時間くらいに及ぶときもあります」（別の番組関係者）

　仕事へ向き合う姿勢が真っすぐ過ぎて、ついつい熱くなってしまう桝アナだった。

(取材・文／横島忠彦)