【プロ野球】イチロー3000本安打まであと65本…記録を阻むのは身近なあの人物か?

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【プロ野球】イチロー3000本安打まであと65本…記録を阻むのは身近なあの人物か?

 米大リーグのマーリンズに所属するイチロー(42)が、今季終了時点で大リーグ通算3000本安打まで残り65本とした。シーズンを終えたイチローはマーリンズと1年間の再契約をし、来季での3000本安打を目指すこととなった。しかし、それを阻む思わぬ人物の存在がクローズアップされているという。

●ベテランを気分よく働かせる新監督の思惑とは?

 イチローの今季の安打数は91本。もし仮に今季と同じ数だけ安打を放つことができれば3000安打は達成できるはずだ。しかも、今季のイチローはメジャー参戦以来で自己最低の打率(.229)と安打数だったので、復調さえすれば可能性はより高くなる。しかし、ことはそう簡単ではない。

「来季指揮を執るマッティングリー監督の存在がいちばんの不安材料です。マッティングリーはベテランを気分よく働かせるタイプの指揮官ですが、ゆくゆくは自分が育ったヤンキースで指揮を執りたいと考えていて、マーリンズでは何が何でも結果を残す必要がある。そのため選手の個人記録ではなく、何よりも勝利優先。チームプレイ重視の采配、選手起用をすることが考えられるんです」(スポーツ紙メジャー担当)

 マーリンズとしてはイチローを4人目の外野手という戦力として起用しつつ、3000本安打達成を興行につなげたい考えだと言われている。そんな中でマーリンズは今季までドジャースを指揮していたドン・マッティングリー氏(54)の監督就任を発表した。

 マッティングリーは、1982年から1995年までヤンキース一筋でプレーし、シーズンMVP、首位打者、打点王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞などを獲得。背番号『23』は球団の永久欠番に指定されている名選手だ。ヤンキースで培われた「チームプレー」の精神は間違いなくマーリンズにも導入されるだろう。このことで来季のマーリンズでは、イチローを起用しながら同時にチームを勝たせていく余裕などなくなると予想される。球団の監督人事によって予想外の逆風に晒されているイチローにとって、来季はまさにメジャーリーガーとしての正念場となりそうだ。

取材・文/織田順恭

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