藤田二コル、鈴木奈々…オバカキャラの愛され術を分析 (1/2ページ)
DJあおいの「じゃあ言わせてもらいますけど」
オバカキャラで人気沸騰中の藤田二コルや鈴木奈々。なぜ彼女たちはこうも愛され、テレビでもひっぱりだこなのか。DJあおいが分析する。
芸能界って大きく分けて三つの枠があると思うんですよ。
ひとつは圧倒的なカリスマ性のあるレジェンドタイプですかね。松本人志さんとか、三輪明宏さんとか、故人ですが美空ひばりさんとか松田優作さんとか(他にもたくさんいらっしゃいますが文字数の都合で割愛させて頂きます。ごめんなさい)。
見上げるような存在で他を圧倒するような何かを持っている人達ですね。本当の意味での「芸能」を極めていらっしゃるような方々だと思います。
もうひとつは身近に感じるアイドルタイプですかね。同じクラスにいそうな(錯覚なんですけどね)同級生タイプともいえます。親しみやすいキャラクターで友達になれそうな(錯覚なんですけどね!)視聴者と同じ目線に立ってくれるような方々です。
例えていうとあらゆる方面から怒られそうな気がするので名前を出すのはやめておきます(ビビり)。
視聴者よりも“下”のポジションのオバカキャラ
そしてもうひとつが「おバカキャラ」といわれる方々。代表的なところでいうと鈴木奈々さん、最近でいうと藤田ニコルさんのポジションですかね。
「おバカ」というキャラを演じることで視聴者よりも下に来てくれるような方々です。非常識であることを演じたり天然であることを演じたり、それでいて嫌味のないキャラクターを演じなきゃいけないポジションだと思います。
視聴者よりも下に来てくれますのでテレビを観ていると思わずツッコミたくなるんですよね。恐らく誰でも一度はおバカキャラを相手にテレビにツッコんだことがあると思います(よくやってます)。
ツッコミは愛ですからねぇ。テレビに向かってツッコんだ瞬間にもうおバカキャラを出来の悪い妹や弟を愛でるように愛しているのでしょう。それがおバカキャラが愛される理由だと思いますよ。
でもこのおバカキャラ。愛されるキャラクターである反面、叩かれやすいキャラクターでもあります。視聴者より下に来てくれるわけですから。心ない視聴者にとっては格好の上から目線の標的にされてしまうんですよね。
「下に来てくれている」だけなのに「自分より下だ」と勘違いしてしまう人も少なくありません。ネット等で言いたい放題言われてしまうのもおバカキャラの方々が多いんですよ。