AKB48「個人情報流出」が続発…自宅特定&ストーカー被害にメンバー悲鳴

デイリーニュースオンライン

SKE48小石公美子「755」アカウントより
SKE48小石公美子「755」アカウントより

 SKE48の研究生メンバー・辻のぞみ(19)が11月30日をもってグループを卒業した。運営サイドによると本人から活動辞退の申し出があったいう。脱退理由は明かされていないが、11月中旬ごろにモデル活動をしているイケメン男性と一緒に写ったツーショットプリクラが流出し、それ以降はライブや握手会を欠席。この流出が卒業に影響したのは明らかだ。

 単にラブラブなプリクラが流出しただけでなく、辻に酷似した女性が男性器を舐めている「無修正画像」も流出。当初は悪質なコラ画像と思われていたが、一切の否定コメントがなく卒業に至ってしまったために「本物だったのか?」と騒がれている。

 一連の私的な画像は辻に近しい人物から流出したのは間違いなく、先日大きな話題になった関連グループ「欅坂46」の17歳メンバー(現在は脱退)と現役教師のプリクラが流出した騒動も同様。アイドルにとってプライバシーの管理が生命線であると痛感させられるが、これに限らずメンバーのプライバシーが脅かされる事態が相次いでいる。

市川愛美のプライベートLINEアカウントが流出

 11月25日、AKB48の市川愛美(16)がトークライブアプリ「755」に「私のLINEのトプ画をInstagramにのせるファンの方がいました。そのアカウントを監視していたら7回も載せられました」と投稿し、プライベートのLINEアカウントが何者かに特定されて私的な画像を転載されていると訴えた。

 市川は「どうやって私のLINEがわかったのか知りませんが、私のアカウントを知ってるのは構いませんが、Instagramに載せたりするのやめてください。流さないでください。 区別をつけてください」と迷惑している旨を記し、さらに「とても不愉快です。プライベートまで入ってこないでください」と強い口調で注意している。

 市川はLINEアカウントをID検索できないように設定していたと考えれ、特定するためには彼女のリアルな知人からたどっていくしかない。プライベートの友人関係まで把握しているストーカー的なファンか、もしくは近しい人物からアカウント情報が漏れたと考えるのが自然だろう。

 かなり気味の悪い話に思えるが、それと同時に市川に対して「プロの自覚が足りない」「LINEやめればいいじゃん」「自己管理の問題でファンを悪者扱いするな」「オタに切れても仕方ないのに」などといった批判も発生している。

メンバーの母親「娘が怖い思いをしている」と悲鳴

 同24日にはSKE48の小石公美子(20)が、同じくトークライブアプリ「775」で「最近届いたお手紙になんで知ってるの?というプライベートなことが全部書いてて正直怖くなりました」「お願いです、私の周りの方や私のプライベートに関することはそっとしておいてください」と投稿。

 かねてからコメント欄でも私的な情報が書き込まれることがあったらしく「プライベートなことに関しては深く探らないでほしいです。例えば、家族の名前とか、住んでいる場所とか、私の高校時代に呼ばれてたニックネームとか」と訴えた。

 実際にメンバーが恐怖を感じる状況も発生しており、今年8月にはAKB48の達家真姫宝(たつや・まきほ=14)のGoogle+に突如として母親が「真姫宝母です。数ヶ月前から(娘が)怖い思いをしています。事が大事になる前に行き過ぎた行動はお謹み下さい」と代理で書き込んだ。

 詳細は定かではないが、達家は数か月前にあるファンからの「まきちゃんいまどこー」という書き込みに「ストーカーみたい怖い」「もうコメント怖いからやめてください」と抗議。それ以前にも当該のファンが「まきちゃんと海外旅行行きたいなぁ!」と書き込み、それに達家が「行けるわけないじゃん 現実をわかったら??」と冷たく返信していた。

 さらにネット掲示板では達家の実家を特定する書き込みもあり、何らかのストーカー被害に悩んでいるのではないかと心配されている。

「Google Earth」悪用で住所割り出しか

 実家が特定されたといわれる事例は怖ろしいことに他にもある。

 2013年にSKE48メンバーが、自身のブログで「AKB48グループ ドラフト会議」によって加入した某メンバー(現在は卒業)の実家を訪れたと報告。実家付近と思われる場所で撮影したツーショットを掲載していた。

 これを発見した悪質なファンが11月下旬、背景の建物や山などを基にGoogle Earthで実家の住所を特定したとネット上に書き込んだ。その前後に某メンバーはグループから脱退。卒業公演で「私はこれからも自分らしさを求めて自分探しの旅に出たいと思います。だから、探さないでください」などとコメントしていた。

 事件化したケースもある。2009年には無職の男がAKB48メンバー11人の郵便物を盗んだとして逮捕。メンバーたちの住所を割り出して虚偽の転居届を役所に提出し、自分の家に彼女たちの郵便物が届くようにしていた。

 また、元AKBメンバーの増田有華(24)は「数年前に知らない人から私の部屋の写真がメールで送られてきた」とバラエティー番組で告白。AKB48在籍時の2008年ごろの出来事で、留守中に合鍵で侵入されたようだったという。犯人は逮捕されたそうだが、ホラー映画さながらで生命の危機になりかねなかった事件といえる。

「AKBよりもマイナーなアイドルグループになると、メンバーが帰り道でファンに待ち伏せされたり、家までついてこられたりといった被害は日常茶飯事。コアなファン同士でメンバーの住所を情報交換している場合もある。悪質なストーカー被害に悩んで引退してしまったアイドルは少なくありません」(アイドルライター)

 一部の過激なファンは「アイドルのすべてを知りたい」という心理があるのだろうが、それがストーカーにまでなってしまうとモラルに委ねて被害を防ぐことは不可能。2014年に発生した「AKB48握手会襲撃事件」以降はアイドルイベントの警備が厳重になったが、それだけでは彼女たちの安全を守ることはできないのかもしれない。

(取材・文/佐藤勇馬)

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