まったく流行ってない「流行語大賞」を選び続ける”サヨク”への提言

デイリーニュースオンライン

ユーキャン新語・流行語大賞HPより
ユーキャン新語・流行語大賞HPより

 <トリプルスリー>、<爆買い>……。

 <2015ユーキャン新語・流行語大賞>が発表された。

 前述二つの大賞(注1)はともかく、ベスト10に入ったのが<アベ政治を許さない><SEALDs><安心して下さい、穿いてますよ。><一億総活躍社会><五郎丸(ポーズ)><エンブレム><ドローン><まいにち、修造!>ときた。

「一体どこで流行ったんだよ?」という毎年の疑問はもとより、今年は「政治的に偏向し過ぎだ!」という批判が、ノミネート段階から各地で噴出した。むろん偏っているのはサヨク(注2)方面に、だ。

 筆者も昨年来、「流行語大賞は団塊サヨクの玩具」と批判してきた。実際に<アベ政治を許さない>というフレーズが流行したのならば、現在の安倍内閣の高い支持率は何なのか?

 ちなみにGoogle検索数による流行語ランキングは、

 <マイナンバー><ラッスンゴレライ><エンブレム><ドローン>など。

 ガジェット通信によるネット流行語大賞は、

 <五郎丸><ぱよぱよちーん(注3)><IS/イスラム国><偏差値28>など。

 ある程度の偏りはどこの調査にもあるが、<流行語大賞>よりは納得のいくランキングではないだろうか。説得力があるのは現実と乖離していないからであり、流行語大賞審査員の鳥越俊太郎氏や姜尚中氏や(主催の)ユーキャンが選出したのは、彼らが「流行して欲しかった」コトバでしかない。

 この手の人たちの常套手段とはいえ、単なる<願望>を<既成事実>のように偽装してはいけない。それを喜々として報じたマスメディアも、客観性を欠いていると批判されても仕方ない。

堂々と「サヨク」と名乗れ

 もはや全国民が同じような価値観を持ち、同じ流行語で盛り上がることなど無い。他がきちんと「ネットの」「業界内の」と範囲を限定して<流行語>を発表する時代に、さも「日本国民が選んだ」風を装うから胡散臭いのだ。

 だから堂々と<サヨク新語・流行語大賞>と名乗れば、何の問題もない。

「お前の赤ん坊を、豚のエサにしてやる!」(「しばき隊」メンバーの新潟日報S部長)
「お前の体中の穴という穴に五寸釘をぶち込んでやる」(SEALDs女性メンバー)
「中国や韓国が攻めてきたら、自分が一緒に酒を飲んで食い止める」(SEALDs地方メンバー)

 ……などなど。普通だったら聞くに堪えないこれら罵詈雑言やアホな夢想でも、「サヨク界隈では流行った!」とノミネートすればいい。

 来年からはぜひ、旗色を鮮明にお願いしたい。ユーキャン(do it)!

(1) トリプルスリー…流行語大賞は左偏向だけでなく、異常なまでの「野球偏向」でも有名。聞いたことのない野球フレーズを毎年、入れ込もうとしてくる。
(2) サヨク…国益を無視しない欧州型左翼に対し、労働運動などより「反日」に精を出す人たちをカタカナで呼んでいる。
(3) ぱよぱよちーん…いわゆる「しばき隊」メンバーだった大手セキュリティ会社幹部のK氏(還暦近く)が、サヨクを揶揄したイラストにFacebookで「いいね!」を押した300人の個人情報を暴露。その際、逆に自分の個人情報を掘られ、K氏が女性タレントに「ぱよぱよちーん」とキモい呼びかけをしたことや、各方面へ脅迫まがいの発言をしたことが発覚して炎上した、と言われている。

著者プロフィール

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コンテンツプロデューサー

田中ねぃ

東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ

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