【アニメ漫画キャラの魅力】頼れる姉御?単なる破壊姫!?「麦野沈利」の魅力とは?『とある魔術の禁書目録』

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 超能力と魔術、2つの異能の力が織り成すアニメ『とある魔術の禁書目録』、そしてスピンオフ作品である『とある科学の超電磁砲』。物語の舞台の一つ、科学サイドの総本山、学生に超能力の開発をしている街が「学園都市」です。今回ご紹介させて頂く「麦野沈利」は、その街に7人しかいないレベル5(超能力者)の第4位で、能力は「原子崩し(メルトダウナー)。さらに「学園都市」の暗部の組織である「アイテム」のリーダーを務めています。


⇒麦野沈利とは?(とある魔術の禁書目録シリーズ)
http://www.charapedia.jp/character/info/17257/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■学生で暗部のリーダー

 「麦野沈利」は、学園都市に7人しかいないレベル5(超能力者)の序列第4位であり、学園都市統括理事会を含む、学園都市の暗部組織の監視・制御を目的とし、組織が暴走した時に対応措置を取る、「アイテム」という組織のリーダーを務めています。

 組織のリーダーを務める麦野ですが、年齢は恐らく高校生以上。「大覇星祭」という学園都市にある学校全校でおこなわれる、超能力使い放題の体育祭の開会式において、レベル5の人が選手宣誓をする事になり、話を仲介してきた人から「出ればいいじゃない。“顔だけは”いいんだし」と言われています。仲介人から「顔だけはいい」と言われていた麦野ですが、その風貌はゆるく巻かれた茶色の長髪に少しキツメの目つき。学校の制服は着ておらず、紫色やクリーム色のワンピースなど、様々な服を着こなします。

 性格はワガママで自己中心的。しかし、他人に自分がどのように見られているのかは気にしている側面もあります。その為か、自身の少し太めの足を意識し、常にストッキングを穿いているという女性らしい一面も。なお、戦闘においては、その優れた判断能力で「アイテム」のメンバーの力を上手く活用し敵を追い込んでいくなど、「アイテム」のリーダーでありながら、ブレーンとしての役割も担っているようです。
 
■まさに破壊姫!

 麦野沈利の能力「原子崩し」は、正式な分類は「粒機波形高速砲」となっており、状況に応じて「電子」か「波形」のどちらかを示す「電子」を、どちらでもない「あいまいな状態」に固定し、それを強制的に操る能力です。個人的には、同じレベル5の「御坂美琴」の「超電磁砲」やアクセラレータの「一方通行」といった能力も“使ってみたい能力”ですが、麦野の「原子崩し」はその中でもっとも使ってみたい能力。

 他の能力の場合、遮蔽物があって相手を攻撃できない状況でも、「原子崩し」なら遮蔽物を片っ端から破壊し、遮蔽物など意味を成さない程の破壊力を持っています。さらに、使用者の生存本能により「原子崩し」の威力がセーブされているという、その「最終兵器」のような雰囲気もたまりません。

 『とある魔術の禁書目録』の小説によると、「原子崩し」の攻撃は「真っ白で不健康な光の筋」という表現がされていましたが、アニメでは綺麗な緑色をしています。「美琴」の攻撃が白色なので、分かりやすくするために変えたのかもしれません。

■激昂すると怖いですが・・・

 『妹達編』で、疲れ果てていた美琴と戦闘した時、美琴の人形による攻撃を無力化した事で油断した麦野。美琴の強烈な反撃を食らってしまいます・・・。その事に激昂した麦野は、口調が荒くなり、それまでの冷静に判断して無駄なく攻撃する方法から、徹底的に敵を叩き潰す為の攻撃方法に変わり、美琴を追い込みます。

 また『革命未明編』では、「Study」と呼ばれる暗部組織の依頼を受け、その戦闘の中で「原子崩し」の能力を解析されてしまいます。そのデータを元に「擬似原子崩し」を作られた事を知り、自分がいいように利用されていた事に気づいた麦野。またまた激昂し、「擬似原子崩し」を含む「Study」の一部戦力を「アイテム」のメンバーと共に全滅させました。

 非常にプライドが高く怒らせると相当怖い・・・そんなイメージを持ってしまいう彼女ですが、シャケ弁当が前日食べた物と違っている事に疑問を持ったり、ボロボロのぬいぐるみを抱いていないと寝られないという、かわいらしい一面も持っています。

■『とある魔術の禁書目録』の小説では・・・

 ここから先は『とある魔術の禁書目録』の小説の話で、まだアニメ化されていない部分ですので、読んでいない人には少しネタばれになります。暗部同士の抗争で、「アイテム」の下部組織に所属していた「浜面仕上」と戦闘になり、敗北してしまった麦野。第23学区の新型機のテストをおこなう実験場で浜面と再戦します。空気摩擦用の耐久実験室で、レベル0(無能力者)の浜面は麦野に反撃。その時の浜面の目には、麦野の瞳が「泣き出す寸前の女の子のように揺らいでいる」ように見えたとの事。

 自身の能力「原子崩し」の特徴である「あいまいな状態の電子」と同じで、「麦野沈利」自身も「暴力的な一面」と「女性的で少女のような一面」の境界線があいまいになっているかもしれません。そして、そのあいまい故のギャップがまた、彼女の魅力を引き上げているのでしょう。「一方通行」もスピンオフ作品や過去が描かれていますので、ぜひ、「麦野沈利」のスピンオフや過去の描写も見てみたいものです。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:とあるグリオ(キャラペディア公式ライター【バンタンゲームアカデミー ゲームライター専攻】)

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