山口組“分裂騒動”で混迷する内部に潜入…鉄のシャッターに監視カメラは10個以上 (1/3ページ)

デイリーニュースオンライン

数年前まで総本部で部屋住みをしていたR氏
数年前まで総本部で部屋住みをしていたR氏

 分裂騒動で混迷を極める日本最大の暴力団・六代目山口組だが、その総本部の映像をテレビなどの映像で観たことがある人も多いだろう。

 神戸市灘区篠原本町の、閑静な住宅街の一角。坂の途中にある重厚で巨大な日本家屋の周囲は高い石塀と白壁で囲まれ、さらにその上を先端が鋭利に尖った鉄柵が張り巡らされており、部外者が内部を窺い知ることはできない。まさに堅牢な要塞のような構造となっている。

 いったい、その内部はどうなっているのか? ネット上では「ISの拠点のように武器庫があり、射撃場まである」なんて噂も流れているが、実際のところどうなのか。

総本部の部屋住みは分裂後に半減か

 今回、数年前まで総本部で「部屋住み」をしていた元組員(30代)のR氏に話を聞くことができたので紹介したい。ただ、あくまでR氏の見た総本部であり、多少の記憶違いがあるかもしれないことを、まずはお断りしておく。ちなみに、山口組総本部の「部屋住み」とは、全国の系列組織から集められた“精鋭”の若い衆のこと。分裂前は20名だったが、現在は10名前後とその数を減らしているようだ。

「すでに組からは足抜けしているが、世話になった恩もある。間取りなど、内部の全体像がわかるような細かい話はできないが、大まかな話ならできる。それで構わんなら、教えましょう」

 R氏はそう前置きすると、知られざる山口組総本部の一端を明かしはじめた。

「家宅捜索の映像なんかでよく見ると思うが、立派な正面の門は、五代目時代の本家入口で、組員がここを使うことはまずない。定例会などで直参組長らが出入りするのは、ここではなくガレージのほうの門。通常は鉄のシャッターが下りていて、その周囲を10個近い監視カメラが取り囲んでいる。ハロウィンのときに、地元の子供たちに菓子を配るために開放するのはこの入口。ここを通ると、その奥は車100台分の駐車スペースとなっていて、そこには“食堂用”の小屋もある。幹部お付きの若い衆は、基本的にこの小屋で食事とるんですわ」

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