ツタンカーメン墓の奥に別の部屋を発見。ネフェルティティ王妃が眠っている可能性が高まる。 (2/2ページ)

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 しかし、壁にほんのわずかな亀裂ができただけで、長い間密閉されてきた部屋を損なう恐れがあるとリーヴスは警告する。だから、発掘はゆっくりと慎重に、詳細な記録をとりながら進めなければならない。すべての考古学は一度手をつけたら、もう引き返すことも、やり直すこともできないのだから、最初が肝心なのだ。

 ツタンカーメンは、紀元前1323年頃死んだ。専門家は、どうして彼の墓がほかのファラオの墓よりも小さいのか、その形が当時のエジプトの王妃たちのものと調和しているのか、ずっと探ろうとしてきた。

 ネフェルティティがどこで亡くなって、どこに埋葬されたのかはまだよくわかっていない。夫の在任中に亡くなり、ルクソールから400キロ北にあるアマルナに埋葬されたと長いこと信じられてきた。ここで1912年に彼女の胸像が見つかったからだ。

 最近では、彼女はツタンカーメンの父と言われるアクナトンよりも長生きしたという説が有力だ。名前を変え、短期間エジプトを治めていたのかもしれない。調査が必ずしも真実につながるわけではないが、一連の調査は正しい方向に向かっているようで、きっとうまくいくだろうとリーヴスは語る。


via:dailymail・translated konohazuku


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