天才テリー伊藤対談「山本昌」(2)CSってあんまり好きになれなくて (1/2ページ)

アサ芸プラス

天才テリー伊藤対談「山本昌」(2)CSってあんまり好きになれなくて

テリー ひと言で32年と言っても、実に長い野球人生じゃないですか。その中でいちばんうれしかったことは?

山本 これはやっぱり、チームの優勝ですね。

テリー へぇ~、ご自身も数々の輝かしい記録の保持者なのに、意外ですね。

山本 それはそうですよ。「半年間戦った中でのチームの優勝」ということに重きを置いて、ずっと野球をやってましたから。

テリー その優勝というのは、落合(博満)監督の時ですか?

山本 星野(仙一)監督の時に僕が初めて優勝させていただいた88年、同じ星野監督の99年、落合監督の04年。どれも本当にうれしかったですよ。あの頃は、クライマックスシリーズもなかったですから。

テリー あれ、もしかして、クライマックスシリーズは嫌いですか?

山本 いやあ、もちろん営業的に成功しているとか、消化試合がなくなるとかいい面もたくさんありますから否定はしませんけど、選手からすると優勝した時の喜びは少し薄まっている気はしますね。僕らは「まずはリーグ優勝が第一」という考え方でしたから。

テリー そうですよね。実は僕、あんまり好きじゃないんですよ。優勝したところでいったんリセットするなら、ペナントレースの意味がない。アドバンテージがあるっていったって、たった1勝ですから。

山本 去年、巨人は負けてますよね。

テリー せめて3勝くらい欲しいですよ。

山本 そのぐらいあってもいいかもしれないですね。今季で言えば、ソフトバンクがあれだけ差をつけたのなら、3ゲームに1試合ぐらいのアドバンテージがついてもいいと思うんです。で、10ゲーム差がついたら終わり、とか。

「天才テリー伊藤対談「山本昌」(2)CSってあんまり好きになれなくて」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2015年 12/31・1/7合併号山本昌テリー伊藤クライマックスシリーズプロ野球エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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