【プロ野球】広島・前田健太の”メジャー激安移籍”を見返すための鍵とは? (1/2ページ)

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前田健太はメジャーで輝けるのか!?
前田健太はメジャーで輝けるのか!?

 メジャーリーガー前田健太の誕生が秒読み段階に入った。名実ともに日本のエースに君臨する前田健太は、メジャーでもエースとなり得るのか。過去メジャーに挑戦した日本人投手と比較し、考察してみたい。

 前田が所属していた広島カープには、前年までメジャーのローテーション投手・黒田博樹が所属している。まずはその黒田と成績を比較することで、メジャーでの道筋が見えてくるかもしれない。

 2015年シーズンの黒田の成績は、26試合/169.1イニング/11勝8敗/2.55/106奪三振。二桁勝利をあげ、好投手を表す指標の1つQS(クォリティスタート・先発投手が6イニング以上を投げ、3自責点以内に抑えた時に記録される指標)率は、12球団7位の76.92%と、メジャーのローテーション投手の力を存分に見せつけたと言っていい。

 これに対して前田は、29試合/206.1イニング/15勝8敗/2.09/175奪三振。リーグ最多勝、沢村賞を獲得。QS率は89.66%と、12球団で断トツの1位で、防御率もリーグ4位と完璧と言って良いほどの内容だった。

 数字だけ見れば、メジャーでの活躍を期待せずにはいられない。しかし、日本での実績は申し分ない前田だがメジャーで必ず成功するとは限らない。かつて、メジャーに挑戦した日本人プレーヤーの多くが、日本時代よりも成績を落としている。

 下表は、NPBとMLBの戦績である。

 日本時代は通算防御率1.99と完全に押さえ込んでいたダルビッシュも、メジャーでは3.27と1点以上成績を落としている。

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