【SMAP騒動】ジャニーさんと関係良好だった飯島氏はなぜ”悪者”に転落したのか

デイリーニュースオンライン

Photo by kulimpapat
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阿蘭澄史の「芸能人は因果な商売である」

 解散報道で世間を騒然とさせたジャニーズ事務所のアイドルグループ・SMAPが、1月18日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)を一部生放送に変えて出演し、メンバー5人揃って騒動を謝罪した。そのなかで、草なぎ剛(41)だけが「ジャニー(喜多川)さんに謝る機会を木村君が作ってくれて、今、僕らはここに立てています」と具体的な名前を出し、大きな話題となった。

「この言葉に違和感を覚えた関係者も多いはず。なぜなら、報道では何度もメリー氏と飯島氏の対立、そこに巻き込まれた形のSMAPという伝え方がされており、ジャニー氏が関与した情報はほとんどなかった。本来なら『メリーさんに謝った』というべきだったのではないか。実はジャニー氏は飯島氏を昔からずっとかわいがっていて、ジャニーズ事務所に残したかったと見られるのです」(テレビプロデューサー)

■ジャニー氏は「スぺオキ」を飯島マネに任せていた?

 一方で飯島氏は、以前からメリー喜多川氏とその娘・ジュリー藤島氏(49)と折り合いが悪かったことが知られ、2015年1月にはメリー氏が週刊誌のインタビュー取材中、飯島氏に向かって「(歯向かうなら)SMAPを連れて事務所を出て行け」と言い渡している。これまでの報道では騒動の黒幕は副社長・メリー氏という指摘が相次いでおり、その一方で社長であるジャニー氏の名前はほとんどと言っていいほど浮上してこなかった。メリー副社長と飯島マネジャーが犬猿の仲であることは各マスコミも報じているが、では、肝心のジャニー社長と飯島マネジャーの本当の関係はどうなのか。

 それを紐解くエピソードとして、ジャニー氏が飯島氏の手腕を買っていた証拠として、ジャニー氏の“スペオキ”(スペシャルお気に入り)と言われる中山優馬やSexy Zoneのテレビ露出を、飯島氏に任せていたことが挙げられる。これはひとえに飯島氏の業界人脈やマネジメント能力を評価しているからこそ、安心してお気に入りタレントを任せていたと言える。その結果、中山は2014年の香取主演のドラマ『SMOKING GUN~決定的証拠~』(フジ系)にバーター出演し、Sexy Zoneも中居司会のバラエティにゲスト多数、2015年7月にも『SMAP×SMAP』に登場して人気に拍車を掛けている。

「ジャニー氏からの信頼を得て、事務所にも貢献してきた飯島氏ですが、その功績をメリー氏が快く思ってなかった可能性もある。しかし、飯島氏はすでに今月末の退社が決定した。そこにジャニー氏の考えがどこまで反映されているかは分からないものの、すべてはメリー氏の“策略”だったという考え方が世間一般にも浸透しつつある。“監獄”のようになってしまっているジャニーズ事務所にとらわれてしまった、独立しようとしていた4人の今後の処遇を心配する声は止みません」(同)

 4人のメンバー、そして飯島氏への同情論は、果たしてメリー氏に届くのだろうか。

阿蘭澄史(あらん・すみし)
1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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