タレント・ベッキー（31）とゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音（27）の不倫騒動について、1月21日発売の『週刊文春』（文藝春秋）が新たなLINEのやり取りを掲載した。最初のスクープから“LINE流出”で痛い目を見たはずなのに、騒動が起こった直後のやりとりも懲りずに流出させてしまった2人。特にベッキーは、芸能人として息の根を止められつつある。しかしながら気になるのは、LINEの流出元だ。一度ならず二度までも漏れるとは、いったい何があったのか。

■文春に感謝するバカップルぶり

　今回明らかになったLINEのやりとりは、離婚届けを「卒論」と表現した前回と同じように呆れるほど内容が稚拙だ。新たに流出したLINEの画面には、ベッキーが謝罪会見を開いた前日のやり取りから始まる。一部再現すると、まずベッキーが、

「友達で押し通す予定！笑」

　と宣言。そしてゲスの川谷も報道されることによって、

「逆に堂々とできるキッカケになるかも」

　と驚異的なポジティブさを発揮。よほど嬉しかったのであろう、ベッキーはこのLINEに、「私はそう思ってるよ！」と川谷にかぶせて同調。締めはご存じ、「文春」を「センテンス　スプリング」と言い換えて感謝するバカップルぶりだ。

「あの粛々とした会見の前日に、こんな会話をしていたなんて……不祥事があってもタレントを守ることで知られるサンミュージックも、これじゃかばいようがないでしょうね。スポンサーに言い訳が立たない」（芸能プロ関係者）

　ここで気になるのがLINEの流出元だ。これまでは川谷の妻が疑われてきたが、川谷と別離した後もLINEの情報が入り続けたとあって、「他ルートではないか」と言われ始めているのだ。

　現在、最も濃厚な説について、ベッキー騒動を取材し続ける週刊誌記者に聞くとこう語った。

「最有力説は『クローンiPhone』です。これは、元のiPhone（A）をパソコンに繋いでiTunesでバックアップをとり、別のiPhone（B）をiTunesに接続させて先ほどバックアップをとったAのデータで復元するだけで簡単に作れます。こうすることで、Aに届いたLINEメッセージは同時にBにも届く。この方法が使われているとしたら、2人のやり取りが筒抜けなのも納得がいきます」

　そして、このクローンiPhoneを作成したのは、他ならぬ「ゲス極」スタッフ側だという指摘もある。

「画面をみるかぎり、川谷側から漏れてることは確か。これまで奥さんが疑われてきましたが、私はスタッフという可能性もあると思う。理由は、ゲスの極み乙女。にとって大事な時期だからこそです。彼らのメジャーデビューは2014年と最近ですが、以前から多くのファンを持つ人気バンドだった。今では一般にも広く知られるようになり、このまま行けばトップアーティストの仲間入りも射程距離圏内。そんな時に川谷がベッキーに手を出し始め、スタッフやメンバーに耳を貸さないほどのめり込んでいった。『あんな女にうつつ抜かしてる場合じゃねえんだ！』とストップを掛けたのではないか。そうだとしたら、より“ゲスい”やりとりが今後でてきてもおかしくありません」

　否定されれば余計に燃え上がるのが不倫というもの。ベッキーも、次の爆弾が投下されるまで目を覚ませないかもしれない。

阿蘭澄史（あらん・すみし）

1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相！アイドル流出事件簿』（ミリオン出版）、『事務所をクビになった芸能人』（竹書房）、『芸能人のタブー』（宙出版）など。