“ゲス不倫”議員の炎上劇が“山本モナ男”にも飛び火

デイリーニュースオンライン

写真は宮崎けんすけ氏のHPより
写真は宮崎けんすけ氏のHPより

「育休宣言」で有名になった後、2月9日に不倫が発覚した自民党・宮崎謙介衆議院議員(35)。3日後の12日に記者会見を開き、“不適切な行為”を深く詫び、議員辞職を表明した。

 記者会見で宮崎議員は、2015年5月に妻の金子恵美衆議院議員(37)との結婚後、週刊文春によって報じられたタレント・宮沢磨由(34)以外の女性とも関係を持っていたことを明かした。

 宮崎議員の女癖の悪さには、

「これは病気、治らないよ」

 と呆れる人が殺到する一方で、不祥事発覚からの展開の速さ、潔さに驚く反応も見られた。

女癖が悪いのは宮崎氏だけではない

 元環境相の民主党・細野豪志議員(44)は2月11日、自身のツイッターで、ニュースサイト「BLOGOS」に掲載された記事をリツイートした。内容は、細野議員が10日の衆議院予算委員会にて、自民党・丸川珠代環境相(45)の福島第1原発の除染に関する発言について追及した件であった。

 しかし、これに対し、丸川大臣の件に関係ないリプライが殺到した。

「不倫議員が辞職するそうですが、不倫の大先輩である細野さんは辞職しないんですか? 疑惑どころか情事そのものを撮られてらっしゃいましたが」
「不倫議員も追求してください」

 皮肉に富んだ声が殺到。中には、「フライデー」に掲載された山本モナ(40)との路チュー写真を添付しリプライした人もいたほど。

 既婚者である細野議員は2006年10月、タレントの山本モナとの不倫旅行・路チュー写真を「フライデー」にばっちり撮られてしまった。当時35歳だった細野議員は議員辞職ではなく、民主党の役職を辞任する形でけじめをつけた。その後、細野氏は、民主党が与党だった2011年から2012年の間、環境大臣を務めている。

 現在は民主党の政調会長を務めている細野議員であるが、山本モナと不倫したイメージはいつまで経っても消えず。ロッテのモナカアイス「モナ王」に似たニックネーム「モナ男」というあだ名がつけられてしまった。

 こうした経緯から、細野議員は2月10日、安倍首相に対しても政策に関する質問を行ったが、残念ながら、「宮崎議員の不倫疑惑への言及」をするのか否かが注目ポイントにならざるを得ない状況であった。

 なお、細野議員は路チュー批判関連のリプライは無視し、通常の政治活動に関するツイートを続けている。

 アメリカにも同様のケースはある。ビル・クリントン元アメリカ大統領(69)は大統領就任前から、セクハラなど女性関係の多さが有名な政治家であった。1998年の大統領在任中、クリントン氏はホワイトハウス実習生との不倫関係を認めた。クリントン氏は辞職せず、大統領を2期8年間務めた。

 現在、宮崎議員をはじめとする不倫騒動で一般的に使われている“不適切な関係”という言葉は、1998年のクリントン氏のコメントの英訳が発端である。以降、不倫に限らずNGな関係をぼやかして表現する際、頻繁に使われるようになった。

 宮崎議員は不倫のけじめとして議員辞職を選んだ。これは、自民党の若手議員という立場もあり、自民党のイメージダウンを最小限に抑えるための策だったとも考えられる。細野議員の不倫については、当時35歳の若手議員だった点から蒸し返されたのではないか。偶然なのか、不倫現場が京都という共通点もあったのも興味深い話ではある。不倫男は京都がお好きなようだ。

(文/春山修司)

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