高嶋ちさ子“ゲームバキバキ事件”が炎上…子育てで本当に大切なこととは (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

子育てで大切なこととは(写真はイメージです)
子育てで大切なこととは(写真はイメージです)

DJあおいの「じゃあ言わせてもらいますけど」

 2月12日東京新聞に掲載されたバイオリニスト高嶋ちさ子の記事が波紋を呼んでいる。記事によると、高嶋家では平日にゲームをすることを禁止していたにもかかわらず、小学校低学年の長男が約束を破ったため、怒った高嶋が「ゲームを手でバキバキと折った」という。ネット上では高嶋のゲーム機を壊して叱るやり方に否定的な意見が多く寄せられ、炎上している。DJあおいはこの騒動をどう分析するのか──。

■子ども相手にヒステリックに怒っても伝わらない

 何でも高嶋家では、週末のみ勉強が終わって時間が余っていたらご褒美としてゲームをすることが許されるルールだったそうです。

 しかし、平日に帰宅すると子供たちがゲームをしていて、それに激高した高嶋さんは子供たちからゲームを取り上げ、バキバキに破壊してしまったのだとか。

 そして、お子さんは後日ゲームを破壊されたおかげで(?)テストで満点がとれたそうです。

 周りのお母さんたちからは「やはり本気を見せないとダメなんですね。隠すとか取り上げるとか生ぬるいことではナメられてしまうんですね」と称賛を浴びているようです。

 正直ゾッとしましたね。このような教育という名の虐待が日常的に行われていたとしたら子供の人格に大きく影響してしまいます。

 まぁ恐らくは日常的なものではなく単発的な衝動でやってしまったことであり高嶋さんも誰に言われるまでもなく、大きな後味の悪さに反省をしているんじゃないのかなと思います(そう信じたいです)。

 ですので、この先は高嶋さんに向けたものではなく、今回の件をサンプルとしただけのものだということをご理解ください。

 まず、子供相手にヒステリックに怒ってもその愛情は全く伝わらないものだと思ってください。子供を叱るという行為は親の愛情表現のひとつです。「私はあなたを愛しているんですよ」という意思を伝えるための表現なんですよ。

 ヒステリックに怒って子供をコントロールしようとすると、子供は自分の判断で行動することに恐怖心を持ってしまいます。「これをしたら怒られるかもしれない、こんなことを言ったら怒られるかもしれない」と自分の判断に自信が持てずにその言動の全ての判断基準が親のご機嫌になってしまうんですよ。

 結果的に考えることをやめてしまい、全ての言動を親に託して自主性が奪われてしまうんです。子育てとは云わば「いつか親がいなくなってしまっても、ちゃんと自立して生きていけるように育てること」ですから、自主性を育ててあげることは親の責務なんです。その自主性を奪うような愛情表現は本末転倒なものなんですね。

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