篠原涼子『アンフェア』、西島秀俊『MOZU』…大人気刑事ドラマ“ヒットの裏事情”暴露

日刊大衆

篠原涼子『アンフェア』、西島秀俊『MOZU』…大人気刑事ドラマ“ヒットの裏事情”暴露

「TBSの『下町ロケット』が、この冬の話題を独占しましたが、テレ朝の『相棒season14』も相変わらず好調で、高視聴率をキープしました。やはり、最近の警察ドラマは評判もよく、ヒットが多いですね」こう語るのはテレビ誌記者。確かに最近は『相棒』をはじめ、日テレの『アンフェア』、TBSとWOWOWの共同制作『MOZU』など、人気シリーズが多い。

 しかも、どの局もドラマヒット→スペシャルドラマ→映画化が、ほぼ規定路線となっている。「まずドラマが当たれば、スペシャル版の高視聴率は間違いない。それに加えて映画の集客も手堅いんです。続編が制作しやすい警察ドラマだからこそシリーズ化しやすく、さらにはスポンサーもつきやすいという事情があります。かつては『西部警察』のような派手な演出で制作費がかかったんですが、近年はストーリーを重視する傾向にあり、コストを抑えたいテレビ局側からしても渡りに船なんですよ」(前同)

 そうした事情もあって、局側が大事にしているのが原作と出演者。その2つがシリーズのヒットを左右する。民放局のドラマ担当ディレクターが内情をこう語る。「正直、オリジナル脚本はほぼ考えていません。逢坂剛の小説『百舌』シリーズのように、人物関係が単純でも警察内部の陰謀や裏切り、どんでん返しがあるなど、ドラマ化しやすい原作が理想的。フジの『ガリレオ』シリーズも東野圭吾の超人気作ですし、今は小説の映像化がメインです。そのため、馴染みの出版社の編集者には、“面白い小説は事前にゲラを見せてくれ”と頼みますし、発売前から映像化権を押さえてしまうケースもあります」

 そして、次はキャストを固めるというわけ。「オファーが殺到しているのは西島秀俊と香川照之です。西島は冷徹な刑事役がハマり、『MOZU』が大ヒット。香川も幅広い世代に受けるし、演技の幅が広いので悪役でも脇役でも両方いける。それと、『アンフェア』の篠原涼子や『SP』で人気を博した真木よう子が女刑事役で真っ先に名前が挙がりますね」(同)

 ちなみに、キャスティングに関しては各局、身辺調査に余念がないという。「最近は警察側と打ち合わせています。放映中に出演者のスキャンダルがあると、局側も大問題だし、警察のイメージも損なうことになる。キャストが内定した段階で警察側に相談し、女性問題やクスリの噂など、身辺調査をしてもらう場合もあるそう。そのため、素行の怪しい俳優を起用することは、まずないです」(ドラマ制作会社関係者)——ドラマ以上に複雑な事情があるようで……。

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