2015年春から徐々に生活の拠点を移し、現在はハワイで暮らしているモデルでタレントの梨花（42）。定期的に帰国してモデル業やアパレルブランドのプロデュース業をこなすなどビジネスの拠点は依然として日本だが、やはりともいうべきか、ここ最近は国内にいるファンとの“感覚”に温度差が出てしまっているようなのだ。

　自身のブランドの新作紹介のほか、ハワイでの生活ぶりなど近況もマメに報告するなど、梨花は日本との距離を埋めるツールとしてインスタグラムを活用している。しかし、1月中旬に投稿した1枚の写真が“ファンとの距離感”を露わにしてしまった。

■某ハイブランドのデザインと酷似？

「質素な朝ご飯好き」として朝食風景が紹介されたが、その“質素な”メニューはというと、高級食材であるイクラの乗ったごはん。「どこが質素なんだ」と批判コメントが殺到したのだ。

「質素って意味知ってます？」
「庶民とはかけ離れた生活を送っていらっしゃると思うので、こういうコメントはしない方が良いと思います」
「質素って、贅沢でなくって意味もありますよ。それわかった上で言ってるなら本当に嫌味」

　最終的には梨花本人がコメント欄に書き込みし、「自ら見て人の事をあーだこーだ何かと言ってしまう方には今年は申年（イラストで見ざる聞かざる言わざる）をおすすめします」などと応戦する騒ぎとなった。

　こうしてプライベート面では一般人とは感覚がかけ離れてしまったらしい梨花だが、販売業だけにビジネスに支障はないのだろうか。

「2015年9月に新ブランド『LI HUA』が立ち上げられましたが、デニムが1着約2万6000円、ブラウスが1着3万円超えと、かなりの高額設定なんです。日本国内生産など品質にこだわった結果だそうですが、前身のブランドはこれより安価な価格帯でしたが、それでも『高くて買えない』と嘆く声が多かった。にも関わらず、より一層強気な価格設定で挑んでくるとは、感覚がおかしくなっているのか、客を選んでいるのか……」（ファッション業界関係者）

　一方で、このブランドに関しては、デザインをめぐる不穏な噂も聞こえてくる。

「実は、有名なハイブランドのCはファッション誌などの着用モデルが梨花さんの場合、衣装をリースさせてくれないそうなんです。なんでも、梨花さんのブランドにデザインがCのものと酷似していると社内で問題になったそうなんです」（ファッション誌関係者）

　しかし、モデルとしての梨花の評価はいまだ高いというが、こちらでも“高額設定”が災いしている様だ。

「最近、ファッション業界から注目を集めているファッション情報アプリのイメージモデルに梨花さんが起用されました。『ファッションアイコン』としての価値は衰えていませんね。ただ、やはりギャラは相当高かったようで、媒体の知名度が確立されたら逆に切り替えられてしまう可能性もあります」（ファッション誌関係者）」

　モデルとしての存在感やファッションセンスなど才能が評価される一方で、自身の一般層からかけ離れた金銭感覚が足を引っ張っている様だ。今後はどちらのイメージが勝っていくのか、活躍を見守りたい。

（取材・文／勝山薫）