”糖質制限ダイエット”第一人者の訃報に歓喜する「過激ヴィーガン」の大暴走 (1/3ページ)
「糖質制限ダイエット」の第一人者として知られたノンフィクション作家の桐山秀樹氏が2月6日に心不全によって61歳で急死したことが波紋を呼んでいる。死因との因果関係は否定されたが、極端な糖質制限の「危険性」をめぐる議論が巻き起こっているのだ。さらに、肉食を否定する一部のヴィーガン(完全菜食主義者)が過激な言動を繰り広げるなど場外乱闘にまで発展している。
■糖質制限ダイエットはやはり危険だった?
「糖質制限」はご飯やパン、麺類、ジャガイモなど炭水化物(糖質)の多い食品を極力避けることで糖尿病やメタボリック症候群が改善するという食事法。その代わり、肉や魚、野菜など炭水化物以外の食品はいくら食べてもいい。
桐山氏は2010年に糖質制限ダイエットで87キロあった体重を67キロまで減量し、さらには糖尿病が劇的に改善したと報告。糖尿病を患う仲間たちとともに綴った著書「おやじダイエット部」シリーズが大ヒットし、糖質制限ダイエットが流行するきっかけとなった。