SMAP公開謝罪にフジ社長が「愛を感じた」と発言…止まらない放言癖に批判も (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 亀山社長のおしゃべりグセは、今に始まったことではない。昨年7月には、加藤綾子アナの卒業について「9月30日(に退社する)とか『めざまし』をやめるとか、来年の春とか秋とかそういうこともありません」と否定。そして加藤とメールでやりとりしたこと、辞める場合には、加藤からいの一番に相談を受ける約束をしていることなどを大っぴらに開陳した。

 しかし半年後の1月22日、加藤は「めざましテレビ」(フジテレビ系)卒業を発表。4月末にはフジテレビを退社することも明らかにしている。亀山社長は、11月に加藤本人から退社の意向を伝えられて「当然慰留しました。しつこいほど理由も聞いた(1月29日発言)」という。

 加藤がレギュラー出演する番組は継続する予定で、あくまで円満退職であることが強調されているが、「加藤は辞めない」と公言した亀山社長はとんだ赤っ恥だ。

「過去には『ロングバケーション』や『踊る大捜査線シリーズ』など局を代表する伝説級の人気ドラマをプロデュースしました。オマケに今は社長ですから、余計に"自分が会社を引っ張らなきゃ"という思いが強いのかもしれません。しかし社長が社員個人とのやり取りを明かしたり珍発言を繰り出したりする様を見ていると、経営者の自覚があるのか疑問符がつきます。誰かが注意しないと、あれじゃあ世間ズレした裸の王様ですよ。報道する側としては"美味しいネタ"なので、あのままで別にかまいませんが」(同上)

 近頃、視聴率3冠王の時代からの低迷が叫ばれるフジテレビ。度々番組内容で物議をかもし、エースアナが退社する背景には、トップの世間ズレした価値観があるのかもしれない。"トップの意見は会社全体に影響する"という考えの好例だと言えようか。

蒼木学(あおきまなぶ)
フリーの取材記者。エンタメ・芸能から教育・社会問題まで幅広く取材を行う。興味のあるトピックは人工知能、近現代史。
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