「女芸人」は女か、芸人か?いとうあさこの扱いにネット女子賛否 (2/2ページ)
そして、芸歴も20年近くになるベテランだ。それにも関わらず、体を張りすぎる姿に同情するネット女子が多いよう。そして、芸人である以前に「女」であるいとうに対し「可哀想、やりすぎ」と感じる人や、女性の裸を笑いにするスタッフに「不快、図に乗るな」とコメントする人が目立った。
◆「女芸人」は女か、芸人か?そして今回の出来事で、女芸人に対する扱いに疑問を呈する声が多くあった。
「女芸人って、ここまでやらなきゃいけないの?」
「女芸人には番組でセクハラしていい、という風潮が怖い」
「身体張るっていう場合に、裸とかちょっと性の匂いがするものを女芸人がやらされてると、かわいそうっていうか、寂しいような気持ちになってしまう時がある」
「女芸人を裸にしても拉致してもいい、ばばあ呼ばわりしていい、という番組。笑うどころか寒くなる」
芸人は体を張って笑いを取る、というイメージは根強い。しかし「女芸人」の場合、その扱いを一歩間違えればセクハラとなりかねないことも多い。
例えば「世界の果てまでイッテQ!」では、いとうをほぼ裸で登場させたり、「ババア」と呼んでいる他、その他の女芸人に下半身を露出させたり、度が過ぎたドッキリを仕掛けたりもしている。さらにその姿を爆笑している男性スタッフが映し出されると、視聴者は女性軽視とも捉えてしまうようだ。
地上波で放送される以上、本人の了解があって行われているのだろう。しかし、爆笑を求めるあまりに女芸人たちに行わせる企画がエスカレートすると、「笑えない」と感じる人が増えるのは間違いない。
より健全な形で笑いを追求するのが、「女芸人」がやるべきことなのかもしれない。
(ライター/加藤 パンダ)