今井絵理子の「知らなかった」はウソ?自民党内でも反発で窮地に (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■「知らなかった」の言い訳が崩壊?

 本当に恋人の違法行為を知らず、少女を風俗店で働かせていたことも認識していなかったのであれば確かに問題はないだろう。だが、これに『週刊ポスト」3月11日号の続報記事が追い打ちをかけた。

 A氏とともに風俗店を経営していた男性が「今井さんは店に来たことがある」と証言したのだ。男性によると、1年半ほど前から今井との交際を始めたA氏はそれを周囲に吹聴。羨ましがった男性が「会わせてよ」と頼むと本当に引き合わせてくれ、今井は男性とA氏の仕事の話を興味深そうに聞いていたという。さらに「現場を見てみたい」と好奇心から店を一度訪れたというのだ。

 また、男性はA氏の逮捕後に今井が面会に来ていたとも証言。となれば「キャバクラだと聞いていた」という今井の言い訳は苦しいものになる。もしA氏の仕事が違法風俗店だと認識し、少女を働かせていたことも知ったうえで婚約したのであれば批判は免れないだろう。現在は生活費だけでなく弁護士費用も今井が用立てているというが、とても美談とは感じられなくなる。

「自民党の選対は身辺調査によってA氏の逮捕歴を認識していたと聞いています。今井の『知らなかった』という言い分を信じてゴーサインを出し、逮捕歴報道を美談に仕立てあげるまでは既定路線でした。ところが、今井の言葉がウソだった可能性が浮上したことで党内では『期待していた女性票が離れる』『身辺調査が甘すぎた』と非難轟々の状態になっています」(全国紙記者)

 それでも今井ほどの知名度があれば選挙は大丈夫との見方もあるが、もし全国ネットのワイドショーなどで騒動が大きく取り上げられれば命取りになりかねない。当選確実の状況からほころびが見えてきたのは事実だ。

 出馬会見では「障害を持っている子供たちやお母さんが明るい希望をもてる社会づくりをしたい」と手話を交えて語っていた今井。3月13日の自民党党大会で参院選の顔として「君が代」を斉唱することも決まっている。だが日増しに世間の批判や党内の反発が増加。さらなる「爆弾」が炸裂する恐れもあり、まさかの苦境に追い込まれそうだ。

(取材・文/佐藤勇馬)

佐藤勇馬(さとうゆうま)

個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、ネットや携帯電話の問題を中心に芸能、事件、サブカル、マンガ、プロレス、カルト宗教など幅広い分野で記事を執筆中。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など多数

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