「他人の無礼は自分が引き出してる」体を鍛え上げた武田真治が至った目から鱗の発想 (2/3ページ)

新刊JP

だから鍛え上げられた胸板はどんな仕事においても、男にとって人となりを証明する名刺となり、その人が地道な努力を惜しまない強い人間であることを雄弁に語るのです。
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トレーニングはコスト0円でも始められ、優雅な肉体は、鍛え続ければ必ずその結果としてあらわれる。優雅な肉体を持つことができるかどうか。その機会は、すべての人にとって平等なのだ。

だからこそ、人となりを証明する名刺になるというわけである。

◆他人の無礼は自分が引き出している、という発想

武田は本書の中でさらに、鍛え上げられた肉体は「他人の無礼を引き出さなくなる」としている。

10代から20代前半の若き日には、華奢な身体とフェミニンな雰囲気をもつ「フェミ男」として人気を博した武田。だからなのか、街中などでは同年代の若者から随分と“舐めた”態度をとられながら絡まれてきたそうだ。

しかし、優雅な肉体をつくり上げた40代のいま、無礼な態度をとる若者は目の前からいなくなったという。これについて武田は、犬の比喩を用いて説明する。

=====(以下、本書28~29ページより引用)
道の向こうから小さな柴犬が来たら、『ヨシヨシ』と手を伸ばしたくなるもの。柴犬が『やめろ! ワンワンワン!』とどんなに嫌がっても、『何を? こうしちゃうぞ』とくしゃくしゃにしたくなります。でも、向こうからやってきたのがドーベルマンだったら、誰も柴犬のようには扱わないでしょう。ドーベルマンが牙を剥いたらどれほどのものか、そのフォルムから想像できるからです。
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そしていまの武田は、無礼な態度の人に出会うと、「あ、こっちが(無礼な態度を)引き出しちゃった」と考えるそうだ。

相手が舐めた態度をとってきたとき、その舐めた態度を引き出してしまっているのは自分自身なのかもしれない。この考え方は、多くの人にとって新鮮なものだろう。

武田は、「こちらが大人で礼儀正しく、ちゃんとした威厳があり、それをきちんと微笑みとともに表現できていれば相手は舐めた態度はとらないと信じている」としている。

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