オランダ統治時代の面影を残す観光スポット。台南の街中にたたずむ「赤崁楼」へ行ってみた。 (1/4ページ)

GOTRIP!

オランダ統治時代の面影を残す観光スポット。台南の街中にたたずむ「赤崁楼」へ行ってみた。


台南市は台湾島で最も早くに開けた古都で、寺院や廟など史跡が数多く点在することから「台湾の京都」とも呼ばれ、台湾の古都として多くの人々から愛されています。

1949年に台北が首都となるまで、長きにわたり台湾の中心地であった台南は当時の面影の残る建物も多く現存し、歴史を感じるレトロな街並みは、台湾の都市のなかでも多くの旅行者を魅了する場所の1つ。

そんな台南には、オランダ統治時代の名残が見られる観光スポットがあります。

それが今回ご紹介する台南の観光スポット「赤崁楼(チーカンロウ)」です。

・歴史が入り混じった観光地
台南の街中にたたずむ観光スポット「赤崁楼(チーカンロウ)」。長い歴史を持つ台南においても、「赤崁楼」の歩んだ歴史は非常に個性的で、台南を代表する観光名所の1つです。

その歴史のはじまりは1653年。台湾を占領していたオランダ人によって建設された「赤崁楼」は、見事なオランダ建築様式の赤レンガの城で、当時はプロビンシア城と呼ばれていました。

その後、明(現在の中国)の軍人である鄭成功(てい・せいこう)によってオランダの占領から解放されると、清代にわたるまで最高行政機関である承天府として、長らく台湾の行政の中心地であり続けます。

1862年に台湾南部を襲った大地震によって城は全壊したものの、1875年に「海神廟(ハイシェンミャオ)」、1886年には「文晶閣(ウェンシングー)」が建てられ、今に残る美しい景観が造り上げられました。

日本統治時代には病院として使われた時もありましたが、数度にわたる修築の末、1983年には第一級古跡の認定を受け、現在のような台南を代表する観光名所となりました。

オランダ、中国、日本、台湾の歴史が交じり合った観光地「赤崁楼」は、台南で見逃せない観光地の1つと言えるでしょう。

「オランダ統治時代の面影を残す観光スポット。台南の街中にたたずむ「赤崁楼」へ行ってみた。」のページです。デイリーニュースオンラインは、鄭成功赤崁楼台南オランダ台湾カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧