ショーンKはまだ甘い?過去に経歴・年齢詐称した有名人列伝

デイリーニュースオンライン

Photo by damonjah
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 週刊文春の報道により学歴詐称疑惑を認め、全レギュラー番組を降板した“ショーンK”こと、経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏(47)。文春誌上では川上氏の学歴のほか、出自や整形疑惑、本名についても鋭く言及。所属事務所は川上氏について、「ショーン・マクアードル」はビジネスネーム(芸名)で、本名が川上伸一郎であることを認めた。川上氏の件で、人間がいかに肩書きや権威に弱いのか、気づかされた人も多かったはずだ。

 ショーンKの疑惑が報じられたのと同時期に、芸能界入りの際についた「小さな嘘」を自ら告白した人物がいた。それは俳優の藤原竜也(33)だ。藤原は、『朝生ワイド す・またん!』(読売テレビ)で、芸能界入りの資料に「サッカー埼玉県選抜補欠」「秩父市選抜レギュラー」と記載した件を詐称だったと告白した。とはいえ騒動に乗っかった感もあり、ショーンKに比べると、序の口レベルといえるだろう。

 だが、だからといって”詐称した者勝ち”でいいはずもない。そこで、これまで経歴や年齢を偽った芸能人や政治家を洗い出してみた。“詐称番付”にはどんな名前が飛び出すのか。

■政界にはびこる学歴ロンダリング

 学歴詐称やロンダリングは政治の世界でしばしばみられる。なお、経歴詐称は公職選挙法の「虚偽事項公表罪」に該当する。以下、実例を挙げてみよう。

●古賀潤一郎(57)

「ペパーダイン大学卒業」を公表していたが、大学側が卒業(学位授与)を否定。衆議院議員だった2004年1月、本人も学歴の誤りを認め、同9月に議員辞職した。

●原田義昭(71)

 古賀氏の学歴詐称問題を厳しく批判していた原田氏も、ブーメランのごとく学歴詐称が判明。「タフツ大学大学院(フレッチャー・スクール)卒業」としていたが、実際は中退というお粗末さだった。原田氏は2004年5月、文部副大臣を辞任している。

●野村沙知代(83)

 1996年の衆議院選に立候補した際、選挙公報に「コロンビア大学卒業」と記載した件など7件について、女優・浅香光代(88)が「虚偽」であるとし、東京地検に告発した。コロンビア大学側に当時の名簿が存在せず、学歴詐称の証拠がつかめなかった。野村氏は嫌疑不十分として全件が不起訴となったが、繰り上げ当選の権利を辞退。

 芸能界で横行しているのは、学歴よりも年齢詐称だ。所属する事務所の意向でデビュー時のプロフィールで年齢詐称をしていた例が後を絶たない。

●はるな愛(43)

「1976年生まれ」と公表していたが、2009年1月、本当は「1972年7月21日生まれ」であることがテレビ番組で判明。本人もブログで認めた。

●夏川純(35)

 事務所との話し合いにより「1983年生まれ」と公表していたが、複数メディアにより本当は1980年生まれであることが報じられ、2007年3月、本人もブログで「1980年9月19日生まれ」と認めた。

●眞鍋かをり(35)

 横浜国立大学1年でデビューした当時のプロフィールは「1981年3月31日生まれ」だったが、本当は「1980年5月31日」。2013年、眞鍋本人も30歳まで年齢詐称していたことをテレビ番組で認めた。

◇◇◇

 ここまで見てきて、結構な例があることに驚かされるが、明るみになるのは氷山の一角。政界、芸能界に”第二のショーンK”はいつ登場してもおかしくない。関係各所の身体チェックの重要度が高まっている。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。実話誌や週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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