妻が出産後に”女から母”へ…乙武さんが不倫に走った理由が意味するもの｜DJあおいコラム

2016.03.27 17:05 デイリーニュースオンライン

タグ：: DJあおい; 乙武洋匡; 不倫騒動

DJあおいの「じゃあ言わせてもらいますけど」

　週刊新潮（新潮社）が23日、元教職員で文筆家の乙武洋匡氏(39)の不倫を報じた。週刊新潮の発売日早朝に乙武洋匡氏は公式サイトにて妻とともに謝罪文を公開したが、さらに批判が上がるなど社会の関心を集めている。今回の騒動をDJあおいはどう分析するのか──。

■「妻が母になったから癒しを外に…」が意味するもの

　450万部を超える大ベストセラー『五体不満足』の著者である乙武洋匡さんの不倫が発覚しましたね。ネットではすでに「ゲスの極み乙武」なんて比喩をされていたりするわけですが、正直「うまいな！」と感心してしまいました。まぁそんなことはどうでもいいんですけども。

　参院選の出馬を目前にしてこのスキャンダルは痛かったですね、宮崎議員の件もありますし整合性を考えたら自民党からの出馬は難しくなったと言わざるを得ないでしょう。不倫の原因(言訳)は「妻が母になり夫婦らしさが失われ癒しを外に求めてしまった」ということなのですが、これって実は「不倫あるある」なんですよね。

　子供が産まれると女は母親にならなければなりません、24時間体制で睡眠時間もろくにとれない環境の中、常に母親でいなければならないのです。2時間おきに起きてはおっぱいをあげ、夜中にぐずってはだっこをし、わき腹を蹴られたり、顔面をピシャンと叩かれたりしながら寝かしつけ、やっと寝たと思いそっと布団に置いたらまた起きてぐずったりして、そんな毎日を繰り返して母親であることを務めているわけです。

　とてもじゃありませんが女である時間なんてないわけですよ、どうしても母親になってしまうものですし、そうでなければならないものなんです。しかし男性はそんな奥様を見て「女性らしさが失われた」と思ってしまう人も少なくないんですよね。そうして「女」を求めて不倫をしてしまう男性が多いのでしょう。乙武さんもそのケースだと思います。

　しかし、母親になってもちゃんと女性としての自分を保っていらっしゃる、いつまでもお綺麗なママさんもいるんですよね。では女であることを捨てて母親になる女性と、女であることを保ちながら母親になる女性の何が違うのかといったら、旦那さんが違うんですよ。

　いつまでもお綺麗なママさんには積極的に子育てをしてくれる旦那さんがいるんです。旦那さんが父親としてちゃんと子育てをして、母親の負担を減らしてくれた分だけ母親は女性になれる余裕ができるわけです。もちろん女性としての美しさは保っているわけですから旦那さんは外に「女」を求める必要もなく夫婦円満でいられるわけですね。

　ですので「子育ては母親に丸投げして自分は稼ぐだけ」という悪しき昭和の価値観を持っている男性は不倫をするケースが多いんですよ。惚れた女をいつまでも綺麗な女にしておくのは男の実力次第ということです。

　乙武さんは育児休暇をとっていたようですが本当に育児のための休暇だったのか疑問が残ります。もしかしたらその休暇はどこかのイクメン議員のような「不倫休暇」だったのかもしれませんね。