不倫発覚の乙武洋匡氏がそれでも”選挙不出馬”にならないウラ事情

デイリーニュースオンライン

Photo by DS80s
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 世間には政教分離という考えがあるが、不倫と選挙も別次元の問題ということなのか。週刊新潮が報じた元教職員で文筆家の乙武洋匡氏(39)の"5股不倫問題"。その渦中で揺れる乙武洋匡氏の参院選出馬の話が、なぜだか止まる様子がない。その背景には、障がい者に対する意識の問題が見え隠れしている。

■平等社会の盲点を世間に突きつけた乙武氏

 週刊新潮に不倫問題をすっぱ抜かれた乙武氏。1998年に発売された著書『五体不満足』がベストセラーになったことで、聖人のようなイメージがあっただけに、世間をビックリさせた。

 不倫問題が報道された後、乙武氏のまわりの人間や過去に関係を持った(あるいは迫られた)女性たちからは、ここぞとばかりに同氏の"肉食エピソード"が次々と明るみになっている。相手は5人以上いるのではないかというウワサも絶えない。

 今夏の参院選出馬はもちろん取り消し……かと思いきや、乙武氏を擁立しようとした自民党は"慎重姿勢"の模様。自民党の下村博文総裁特別補佐も27日、「新報道2001」(フジテレビ系)で「もうちょっと状況を見なきゃいけない」と発言。「自爆党にする気か?」と反対意見も上がっているが、今回の問題はまだ続きそうな気配を見せている。

「話を複雑にしている原因の一端は、乙武氏が先天性四肢切断という障がいがあること。乙武氏が国政に参加すれば、世界的にも注目を浴びることは想像に難くないですし、自民党としても"障がい格差のない平等な政党"であることを大々的にアピールできるでしょう。それにしても、今回の一件は寝耳に水。平等な社会とは、障がいの有る無しにかかわらず、世の批判も皆平等に受けるべき社会であるべきか、と世間に突きつけた格好です。各メディアも、乙武氏への批判が障がい者イジメにならないように言葉慎重です」(報道関係者)

 まさに今、ウミを出している最中の乙武氏。国民にとっては、選挙前に不倫が発覚したことが不幸中の幸いなのかもしれない。

■出れば当選?ホリエモンも太鼓判

 世論を押し切って乙武氏が出馬すればどうなるのか。なかには、"出れば当選"という見方もある。"ホリエモン"こと堀江貴文氏は、乙武氏が出馬すれば「多分当選するよ」と太鼓判。さらに自身の出馬経験を踏まえて「こういう時自民党は結構ズルい対応するんだよな。当選したら党の公認出すよとかいうの。俺の時もそうだった。もし出るなら裏で自民党の選挙対策人員がバックアップして表向きは無所属って事になるんじゃないかなあ」とボヤいている。

「何も悪くない妻に謝罪させたこともあり、乙武氏のイメージは極めて悪くなりました。しかし違う視点から見れば、これ以上ないほど注目度抜群です。本人は謝罪しているわけですから、世論が鎮まれば、話題性で押し切って当選する可能性は十分あるでしょう」(同上)

 出馬については、4月中にも発表が行われる模様。不倫が発覚した"元・育休国会議員"の宮崎謙介氏はすぐに辞職したが、乙武氏はどんな決断を下すのか。もし出馬するとなれば、5股不倫をした障がい者は国政に必要か否か、試されるのは国民のほうになりそうだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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