藤原紀香も傾倒?芸能界に蔓延する”パワーストーン商法”の闇

デイリーニュースオンライン

「NORIKA」より
「NORIKA」より

 ついに結婚を宣言した歌舞伎俳優の片岡愛之助(44)と女優、藤原紀香(44)。熊切あさ美(35)との三角関係など、紆余曲折を経て愛を育んだお騒がせカップルは今後、円満な夫婦生活を送れるのか。それは藤原紀香の“特異な趣味”を、片岡愛之助がどれだけ受け入れられるかにかかっているとも言えよう。

「懸念材料になりそうなのが、紀香のスピリチュアル趣味。彼女は風水にどハマりしていて、陣内智則とスピード離婚した一因という声もあるほど。紀香の独特なこだわりに、果たして愛之助がどこまでついていけるのか……」(週刊誌記者)

 そんな紀香が愛用しているのが、パワーストーンである。一部で「特殊な力を宿す」と信じられている宝石や天然石のことで、紀香はこのパワーストーンのブレストレットの愛好家の一人として知られている。

「恋人とお揃いのパワーストーンブレストレットをしているところを、バラエティー番組で取り上げられたこともある。スピリチュアル好きの間では定番中の定番アイテムだ」

 とは夕刊紙デスク。要は科学的な根拠など全くない「開運グッズ」のひとつに過ぎないのだが、紀香に限らず、なぜか芸能界にはこのブレスレットでお手軽にご利益にあずかろうとする愛好会が結構いる。

■「芸能人がステマ要因になっている」との指摘も

 ただ、芸能界に蔓延する「パワーストーン信仰」の背景には、ビジネスという側面も色濃い。事情を知るプロダクション関係者は、「パワーストーンを販売する業者と結託して自ら広告塔になっているケースも少なくない」と明かす。要するに芸能人が業者のステマ要員となっているということである。

 先の関係者はさらにこう続けた。

「たとえば日常的にパワーストーンを愛好しているなどと自身のブログに頻繁に書き込んでいる元モーニング娘。の辻希美もステマが疑われる一人。オークションサイトでのやらせ落札が問題となって大炎上したタレントのほしのあきにも同様の疑いがある」

 最近では、元お笑いコンビ、極楽とんぼの山本圭壱(48)が都内のパワーストーン販売店で勤務していることが発覚し、話題となった。

「不祥事によって芸能界から追放されてから、山本の生活の面倒をみているのもこの販売店の社長だ」(先の夕刊紙デスク)

 との情報も浮上したが、そんなに儲かるのか。

「市場に出回っているパワーストーンで本当に価値があるものなんて極々一部。ほとんどが中国などで取れた二束三文の鉱石に過ぎません。それを寄せ集めて作ったブレスレッドが1万5000円とかするんだから、どうかと思います」

 とは先の芸能関係者。なんとも怪しい〝パワーストーンの輪〟は今後、どこまで広がるのか、不安を禁じ得ない。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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