【プロ野球】投壊オリックスに悲鳴!2003年の悪夢再来か (1/2ページ)
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両リーグとも、開幕から対戦カードがひと回りして、各球団とも悲喜こもごものプロ野球。そのなかで、目も当てられないほど弱り、暗雲が垂れているのがオリックスだ。
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■プロ野球史上に残る不名誉な記録を更新
4月12日の時点で開幕13試合連続本塁打なし。2リーグ制以降のプロ野球ワースト記録を更新してしまった。総得点はたったの33で、1試合に平均するとわずか2.54点だ。
そして投手陣も深刻で、失点は驚異の89……。チーム防御率6.57という異常事態になっている。特に先発陣は金子千尋、西勇輝の柱がそろってスロースタート。いまだ勝ち星がなく、西にいたっては3戦全敗、防御率12.83と低迷している。
かろうじて、ディクソンが2勝を稼いでいるものの、新守護神・コーディエは4戦中3戦で失点し、防御率13.50でさっそく2軍降格。前も後ろも、計算外すぎる始動だ。
■プロ野球ワースト記録を次々と更新した2003年の大投壊
こうなってくると、オリックスファンの間で囁かれるのが、「2003年」というキーワードだ。
48勝88敗4分
首位・ダイエーから33.5ゲーム差、5位・日本ハムからも14ゲーム差。ぶっちぎりの最下位に終わった2003年のオリックス。
この年のオリックスといえば、伝説的な“投壊”を起こしたとして知られている。
・防御率5.95
・927失点
・被安打1534
・被打率.306
この記録はすべて、後にも先にもないプロ野球ワースト記録である。毎試合6点近く失点をすれば勝てるはずもない。
とんでもないことをしでかした2003年のオリックスだが、よく見るとシーズン防御率は5点台。実は今季のオリックスは、この2003年よりひどい“投壊”状況なのだ。現在の1試合平均失点が6.85。これに今季の試合数である143試合を掛ければ、なんと約980失点。
血も涙もなかった悪夢の年を下回る、とんでもない悲劇になってしまう可能性を秘めているのだ……!