『シビル・ウォー』公開目前 副社長に聞いた、マーベルが日本の漫画を参考にしている点とは? (1/10ページ)
4月29日(金)から公開が始まる、『アベンジャーズ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』と、世界各国の映画記録を軒並み塗り替えるアメリカのマーベル・スタジオの最新作。それが『キャプテン・アメリカ』シリーズの3作目でもある『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』だ。
キャプテン・アメリカとアイアンマンが敵味方に分かれて、同じ志のチームと共に戦うという禁断のチーム戦が描かれることで、すでに盛り上がりを見せている。
本作の見どころを、マーベル社のシニア・バイス・プレジデントであるC.B.セブルスキー氏に語っていただいた。
見どころもさることながら、セブルスキー氏の肩書であるシニア・バイス・プレジデントとはいかなる役職なのか? アメコミブランドの最高峰である「マーベル」に入社する以前は日本でアニメや漫画を研究してきたという氏が語る、日本の漫画とアメコミの違いとは? 気になる質問をぶつけてみた。
取材・文:加藤千高
マーベルの親善大使が語る、漫画とアメコミの決定的な違い
──C.B.さんはマーベル社の中で、現在はどのようなことをされているんですか?
C.B. 今、マーベルで働き始めて17年目です。最初はライターとか編集、人材スカウトとか、いろいろな役職を担当しました。現在は簡単に言うと、マーベルの親善大使といったところですね。