TOKIO「鉄腕DASH」の企画が仇に?税金の”ムダ使い”で炎上騒ぎ (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 税金のムダ使いといえば、最近よく名前が挙がるのが東京都知事の舛添要一氏だ。舛添知事は昨年10月、総勢20名で5泊7日の豪華ロンドン・パリ出張を実施し、約5042万円を費やしたことを都が明かした。各種メディアで槍玉に上がっている。

 それでも3月7日には、来年度予算案の都市外交関連費19億円のうち約3億3500万円を海外出張費にすると宣言。さっそく今月12日から18日までニューヨーク・ワシントンへ出張し、計5泊のホテル代で73万5600円、渡航費に225万円を使ったと公表している。帰国後の22日に、舛添知事は定例会見で「物見遊山ではなく仕事で行っている」と発言し、成果が出て有意義な出張だったと見解を示した。

 これに対して、大阪府知事の経験も持つ橋下徹(46)は反対姿勢。メディア等を通じて「外遊視察経費にはびっくり」「外交は国の仕事。知事の外交なんてたいしたもんじゃない。VIPに会うにしても、相手の庁舎や社屋を使わせてもらえばいいじゃないか」などと舛添知事に意見している。

「舛添知事は2020年の東京オリンピックを視野に入れた"都市外交"を打ち出し、ビジネスクラス・ファーストクラスで海外に渡航して1泊10万円以上する高級ホテルを利用しています。納税者の目線で考えれば、多少の失敗はあるとはいえ、さつま町のほうが町の人々に直接見える形でお金を使っている分だけまだマシかもしれません」(報道関係者)

 役人の"打ち出の小槌"は人々の血税でできている。それを肝に銘じて、くれぐれも計画的なご利用を。さもなくば権力を行使できる立場から引きずり降ろされるだけだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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