【永田町炎上】”選挙マニア”に成り果てた田母神閣下のバカさ加減 (1/2ページ)

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Photo by Luke,Ma
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【朝倉秀雄の永田町炎上】

 世の中には趣味か道楽か知らないが「選挙マニア」と呼ばれる奇態な人種がいる。およそ当選する見込みがないのに、とにかく片っ端から選挙に立候補して落選。世間の物笑いになり、供託金を没収されて大損している連中だ。まあ、一種のパラノイア(偏執狂)の類であろう。

 そんな「閣下」などと呼ばれ、「極右」の連中が主催する講演会などに引っ張りだこなのをよいことに「俺は世間から高く評価されている」といい気になり、分もわきまえずに立候補した挙句、約61万票しか取れず見事に落選。その際、田母神俊雄と一緒に逮捕された選対本部の事務局長の島本某が「選挙を頑張ってる人たちにお金を払いたい」と主張し、運動員の貢献度に応じた現金の配布リストを作成。田母神の了解の下に運動員5名に対し280万円を配り、島本某自身も200万円を懐に入れたという「運動員買収罪」である。

■「浮世離れ」した公職選挙法の規定

 だが、およそ選挙であれなんであれ、労働力やサービスを提供すれば、それに見合った対価を払うのは当たり前の話だ。「選挙はボランティアが原則だ」というのは浮世離れした綺麗事に過ぎない。

 だいいち世の中に「タダ働き」しようなどという酔狂な人間は滅多にいない。にもかかわらず、公職選挙法はかなり現実離れした法律で、選挙従事者への報酬の支払いは「労務者(ポスター貼りや葉書の宛名書きなど)」「事務員」「車上等運動員(いわゆる『うぐいす嬢』)」「手話通話者」にしか認めていない。実は筆者が仕えた8名の議員のうち2名がアルバイトの学生運動員に報酬を支払い逮捕。政治家人生を絶たれている。

 学生たちだって選挙の手伝いで学費や生活費を稼ぐつもりなのだから、それを「タダでやれ」というのは、いかにも酷というものだろう。

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