【プロ野球】自らの打撃で援護する”自援護”(ジエンゴ)な投手たち (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

3・4月の月間MVPに選ばれた巨人・菅野智之。投げるだけでなく打つ方もスゴいんです!
3・4月の月間MVPに選ばれた巨人・菅野智之。投げるだけでなく打つ方もスゴいんです!

 野球には「投手は9人目の野手」という格言がある。その言葉通り、今季のセ・リーグ投手陣のなかには、野手顔負けの勝負強い打撃をみせている投手たちが多い。

 そんな、自らを慰めるように「自援護(ジエンゴ)して勝つ!」を実践している投手たちを紹介しよう(記録は5月10日現在)。

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■巨人のエースは打つ方も凄いんです!

菅野智之(巨人)
7試合 4勝0敗 防御率0.79
17打数7安打 打率.412 1打点 3犠打

 昨年の9月27日は、ヤクルトにマジック3が点灯した日。巨人対ヤクルトの試合に先発した菅野智之(巨人)は、この試合で石川雅規(ヤクルト)に打たれて敗北。マジック点灯を許してしまった。

 その悔しさをバネに? 今季の菅野は打撃も絶好調。本塁打こそ無いものの、チームのレジェンドでもある堀内恒夫、桑田真澄らを彷彿とさせるバッティングを披露している。

 自身が登板中に記録された自チームの得点を投球回数で割り、1試合あたり何点の援護を得たかを表す「援護率」。昨季の菅野は3.19と、やや寂しい援護率であった。

 昨季は無援護(ムエンゴ)投手の部類に属していた菅野は、今季は自らを援護する自援護(ジエンゴ)投手へ生まれ変わった。4月の月間MVPも獲得して、ノリにノッている菅野の目覚めたバッティングに引き続き注目したい。

■プロの打席にも慣れてきた?

原樹理(ヤクルト)
7試合 2勝2敗 防御率3.86
12打数2安打 打率.167 2打点 1犠打

 開幕から好投を続けるも味方打線の援護が少なく、なかなか勝てなかった原樹理。しかしプロ6戦目の5月1日の巨人戦で、嬉しい初勝利を挙げた。

 リードを許したこの試合で、逆転のタイムリー二塁打を自ら放つなど、今まで勝てなかった5戦が嘘のように、危なげなく勝利を飾った。

 2勝目を挙げた5月8日の阪神戦でも、得点には結びつかなかったものの、得点圏で安打を放っている。ルーキーながら経験を積むことで、マウンド捌きに磨きがかかると同時に、打席でもプロの水に慣れてきたといえるだろう。

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