天才テリー伊藤対談「水崎綾女」(2)大家族の震災体験は大変だったんだね (1/2ページ)
テリー 確かに大勢の目に触れる場で発言するって難しいんだよな。藤原紀香さんなんかさ、熊本を心配しただけで炎上しちゃって。あれはかわいそうだね。
水崎 でも、そういうのを気にしていたら、支援も何もできないですけどね。
テリー そういえば、水崎さんは神戸の生まれなんだね。もしかして、阪神・淡路大震災の時、現場にいたの?
水崎 そうですね、5歳の時でした。1年間避難所にいて、その後、5年間仮設住宅に住んでいました。
テリー ええっ、そうなんだ!? 家族は何人?
水崎 7人です。5人姉妹なので。
テリー じゃあ、男はお父さんだけ? すごいな。家の中は、女性のパンティだらけじゃない!
水崎 アハハ。でも、そんなには多くなかったかも。地震のせいもあったんですけど、あんまり裕福な家庭じゃなくて。
テリー それでもパンティぐらいあるだろう(笑)。しかし、裕福じゃないのに子供5人もいるなんて、親御さんは偉いな。
水崎 いえいえ、うちの両親の計画性がないだけですよ(笑)。
テリー そんなことないよ。子供がいるっていうのは将来を見据えれば心強いよ。みんなは今、幸せに暮らせてる?
水崎 はい。姉妹が一番の友達で、大切な存在です。
テリー 今も熊本の人たちは大変だと思うけど、震災後の暮らしって、具体的に何が大変だったの?
水崎 救援物資が回ってこなかったことですね。最初の頃は、食事にお水とおにぎりが配られるんですが、その列はそれぞれ別なんですね。だから家族でそれぞれ別れて並ぶんですけど、もらえるおにぎりは1人1個まで。