『真田丸』の舞台秘話! 男と城の“衝撃エピソード” (1/4ページ)

日刊大衆

『真田丸』の舞台秘話! 男と城の“衝撃エピソード”

 戦国乱世の“遺物”である城には、武将の意地や夢が見え隠れする。人気ドラマに登場する“名城”に隠された驚きの逸話!

 大坂編に突入して以降、ますます好調なNHK大河ドラマ『真田丸』。豊臣秀吉(小日向文世)や石田三成(山本耕史)を中心に、豊臣政権で翻弄される真田信繁(のぶしげ)(堺雅人)ら真田家の様子が描かれたストーリーは、回を重ねるごとに面白さを増していると評判だ。

「竹内結子さんが演じる茶々(ちゃちゃ)や鈴木京香さんの北政所(きたのまんどころ)などを交えた、男同士の駆け引き以外の人間関係からも目が離せませんし、“人たらし”といわれた秀吉の“裏の顔”や大坂城内のドロドロした部分も新鮮。教科書にもこうした部分が書いてあったら、もっと楽しく勉強していたのに(笑)」(キー局社員)

 大坂編以前は、信州・上田や上州・沼田を中心に話が展開。上田城を舞台に、8000の徳川軍を真田勢が2000の兵で撃退した第一次上田城合戦は、手に汗握る前半の山場だった。大坂編は言うまでもなく、大坂城が舞台となっている。秀吉が1583年に築いた、当時の日本で最大にして難攻不落といわれた城塞だ。「大坂城が築城される以前、その地には石山本願寺(いしやまほんがんじ)という寺が建っていたんです。“寺が城に?”とお思いの方もいるかもしれませんが、本願寺は法主(ほっす)・顕如(けんにょ)によって武装化された一向宗(いっこうしゅう)の拠点となっており、敵対関係にあった織田信長と10年間も交戦していました。逆に言えば、信長ですら落とすのに、それだけの時間がかかった要害と言えます」(歴史研究家)

 関連の戦まで合わせれば、死者数は数十万人といわれるほど凄惨だった、信長と一向宗による石山合戦。戦後は、現在の大阪市近辺が焦土と化したという。一方で、同地の堅固さに目をつけたのが秀吉だった。上洛した真田昌幸(草刈正雄)や、その息子・信幸(大泉洋)が城を見て圧倒されたように、絢爛豪華(けんらんごうか)な造りは、派手好きな秀吉好みであると同時に、豊臣政権下入りした諸将を圧倒させるためでもあった。「これは、信長における安土(あづち)城と同じです。

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