【プロ野球】開幕からのスタメンを検証!見えてきた阪神首脳陣の苦悩とは? (1/2ページ)

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1・2番を固定させたい阪神首脳陣の苦悩とは?
1・2番を固定させたい阪神首脳陣の苦悩とは?

「打てない」「守れない」「抑えきれない」

 公式戦が開幕してから現在まで、阪神タイガースは勝率5割を維持しているものの、チーム状態に苦悩する金本知憲監督の口からは、タメ息が漏れている。

「超変革」を掲げスタートしたタイガースであるが、1、2軍の選手の入れ替えは頻繁に行われ、スターティングメンバーも毎試合違うメンバーが顔を揃えることが常となった。

 特に1・2番のスタメンは、5月中旬以降、ほぼ日替わりで、得点力不足に悩んでいる首脳陣の困惑ぶりが見て取れる。

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■当初は横田慎太郎の大胆な走塁がチームを活気づけていたが……

 開幕から55試合消化した時点(6月1日時点)の1・2番のスタメンを分析すると、19パターンにも及ぶことがわかった。

 このうち、開幕から組まれた1番・高山俊、2番・横田慎太郎が13試合、大和が打撃の調子を上げて2番に抜擢されてからの、1番・高山、2番・大和の組み合わせが12試合ある。

 この25試合以外の30試合では、実に17パターンもの組み合わせが、思考錯誤されたということだ。

 ただ、1番・高山、2番・横田の組み合わせが機能していなかったのかといえばそうではなく、勝率では8勝4敗1分と、むしろ好成績を収めていたのだ。

 もちろん、勝敗で見ると、相手投手や味方打線のこともあり、一概には言えないものの、開幕から「超変革」の象徴として、この1・2番は機能していたともいえる。

 横田の打撃スタイルが、当て逃げのような内野安打に頼る傾向が目立ったため、本来の横田らしいパワフルな打撃の復活を、掛布雅之2軍監督に託すことで降格が決まった。

 しかし、開幕から魅せた横田の無鉄砲とも言える大胆な走塁が、チームを活気づけていたことは間違いない。

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