【永田町炎上】参院選直前の東電「第三者報告書」公表に漂う謀略説 (1/2ページ)

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Photo by photo AC(※写真はイメージです)
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【朝倉秀雄の永田町炎上】

■腐った司法官あがりが担う怪しげな「第三者委員会(?)」

 昨今は「第三者委員会」なるものが大流行りのようだ。「悪徳政治家」や「不良企業」、「殺人大学病院」などが何か不始末をしでかす度に「第三者委員会」なるものを設け、いかにも「公平さ」を装い、世間を欺いて自己保身を図ろうとする。

 だが、不祥事を起こした当事者が報酬を払って依頼するのだから、「第三者」とは名ばかりで、公平さなどはおよそ望むべくもない。当然、「調査報告書」も依頼者に都合のいい内容にしかならない。こうした出来レースの「第三者」の役を演じる下手な役者が高裁長官や検事正といった高級司法官あがりの「大物弁護士」というわけだ。

 彼らはその経歴から国民の目にはいわゆる「偉い人」であり、いかにも信用できる人物のように映るが、それは「幻想」であり「錯覚」に過ぎない。裁判官や検事、弁護士の中には「性的倒錯者」なども混じっているからだ。

■東電の「第三者報告書」は民進党への選挙妨害なのか?

 6月16日、東電が設置した「第三者委員会」と称するものから『福島第一原子力発電所の炉心溶融(メルトダウン)隠蔽問題に関する検証調査報告書』なるものが公表された。

『──報告書』によれば、当時の清水正孝社長が「官邸側から対外的に『炉心溶融』を認めることについては、慎重な対応をするようにと要請を受けたと理解していたためと推認されるが、官邸の誰から具体的にどのような指示ないし要請を受けたか解明するまでには至らなかった」のだという。

「官邸が指示したと推認」と言い切るからには当然、当時の官邸の主出会った管直人元総理や補佐役の枝野幸男元官房長官に事情を聴き「裏取り」をするべきなのだが、そんなことは一切していないらしい。当事者の片方の言い分のみを鵜呑みにし、ろくな調べもしないで、「当時の民主党政権が悪い」という。

 思い切り「東電寄り」の内容にしてしまっているわけだ。これではどこまで独立かつ中立な立場で行ったのか甚だ疑わしい。

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