【プロ野球】投手・イチローに代打・野茂…誰もが驚いたオールスター珍事件 (1/2ページ)
7月も中旬に差しかかり、今年もオールスターゲームの季節がやってくる。今回は15日に福岡ヤフオク!ドーム、16日に横浜スタジアムで開催される。シーズン中とは一味違った、選手たちのプレーに今から胸をときめかせるプロ野球ファンも多いだろう。
これまで、オールスターでは誰もが驚くような出来事が起こった。今回はそんな過去の名(迷)場面を紹介したい。
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■オールスター男・新庄剛志の活躍
近年で記憶に新しいのは新庄剛志の存在感だろう。メジャーリーグから日本球界に復帰し、日本ハムへ入団した2004年。長野オリンピックスタジアムで行われた第2戦で、新庄は「足」で魅せた。
3回裏、三塁ランナーの新庄は、セ・リーグの捕手・矢野輝弘(阪神)が投手の福原忍(阪神)に山なりのボールを返球した瞬間にスタート。ボールを受けた福原は本塁へ送球するも、ヘッドスライディングした新庄のベースタッチが早くセーフに。オールスター史上初のホームスチールに球場は一気に盛り上がった。
この試合で新庄は二塁打2本に2得点と活躍。MVPを獲得した。ちょうど近鉄とオリックスの合併問題に端を発した球界再編問題で揺れる時期だっただけに、新庄のプレーはパ・リーグの存在をより印象づけるものになった。
さらに新庄はプレー外でも魅せる。4月にヒーローインタビューで現役引退を表明し、最後のオールスター出場となった2006年。神宮球場で行われた第1戦ではオールスター用に作った虹色のバットで打席に立ち、電飾のベルトを身につけるなど、エンターテイナーぶりを発揮した。
阪神時代も含めオールスターMVPを2度受賞した派手な活躍ぶりは、今でもファンの間で語り継がれている。