EXILE映画『HiGH&LOW』が大ヒット中なのに批判殺到のワケ

デイリーニュースオンライン

HiGH&LOW THE BOOK 2016年 08 月号より
HiGH&LOW THE BOOK 2016年 08 月号より

 EXILEのHIRO(47)が手がける「HiGH&LOW」プロジェクトの集大成的作品として公開された映画『HiGH&LOW THE MOVIE』が、7月16日・17日の2日間で約35万人の観客動員数、約4億8000万円の興行収入を記録した。しかしファンの間では評価が真っ二つに割れ、報道関係者の評判もイマイチだ。

■「泣ける作品」「内容も演技も最悪」と分かれる評価

 EXILEや三代目 J Soul Brothersなど芸能事務所「LDH(Love+Dream+Happinessの略称)」のメンバーが多数出演する『HiGH&LOW THE MOVIE』。16日から3日間にわたって展開された200回の全国行脚舞台挨拶が功を奏したのか、大ヒットを記録した。

 公開初日の16日には、俳優の斎藤工(34)がTAKHIRO(31)と登坂広臣(29)の兄役として出演する第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』が10月8日に公開することも情報解禁されている。

 勢いに乗っている……と言いたいところだが、作品の評価は賛否両論。某映画評価サイトでは「感動が大きい、泣ける作品」「ハリウッド顔負けの映画」と絶賛する意見がある一方、「途中で出ようか……と考えた映画は生涯で初めて」「金返してレベル。内容も演技も最悪」と罵倒する意見も。低評価と高評価が驚くほど二分している。

 同作は、出演キャスト50人による舞台挨拶(7月4日)や5大都市同時中継挨拶(7月16日)などを実施。それらも一部で物議を醸したという。

「国内の映画の舞台挨拶は、一般的に主要キャストが5人前後登壇します。多くても15〜20人程度。最近では映画『64-ロクヨン』の舞台挨拶に監督・原作者含めて総勢14人が集結して話題になりました。『HiGH&LOW』は例外的な多さ。そのため実施前から『50人って何だよ?』と悲鳴まじりの声が報道陣の間で飛んでいました。16日の5都市中継舞台挨拶も、内輪ネタばかりで不評でした」(報道関係者)

 また一部メディアでは、200回の全国舞台挨拶は登壇者が分からず、ファンにとって希望のキャストを拝めるか運任せのイベントとなり「舞台挨拶商法」と揶揄された。さらに14日発売の『週刊文春』(文藝春秋)7月21日号で「エグザイル事務所の体育会系イジメ」と題した記事では、LDH元社員・関係者の証言をもとに丸刈り謝罪や路上土下座、ラーメン10杯を強要された一部始終を報道され、ブラックな企業体質を暴露されている。

「ブラック企業疑惑が事実であるなら相当ヒドい状況。オマケにHIROさんが東京オリンピックの組織委員会にアドバイスをする『文化・教育委員会』のメンバーに選ばれています。SNSではLDHの面々がオリンピックの開会式でパフォーマンスをするのではないかと戦々恐々です。映画のヒットでLDHが資金を蓄えれば、一層オリンピックに絡んでくる可能性もあるでしょう。ファン以外の人からすれば素直に喜べないのでは」(前出・関係者)

 数の力でファンや報道陣をゴリゴリ圧倒した『HiGH&LOW THE MOVIE』。今秋、第2弾で再び“体育会系PR”を展開するのか?

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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