【高校野球】新・ヒグマ打線が甲子園に!クラーク国際・佐々木啓司監督の手腕 (1/2ページ)

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クラーク国際・佐々木啓司監督の手腕
クラーク国際・佐々木啓司監督の手腕

 7月21日、全国高校野球選手権の北北海道大会決勝が行われ、クラーク国際が滝川西を3対0で下し、創部3年目にして甲子園行きの切符をもぎ取った。

 クラーク国際は通信制。通信制高校の甲子園出場は2012年センバツの地球環境(長野)に続いて2校目。夏の甲子園出場は初めての快挙だ。

 チームを率いるのは佐々木啓司監督。長きに渡り、駒大岩見沢で監督を務め、12回の甲子園出場。2008年からは部長兼総監督の立場だったが、2014年に駒大岩見沢が閉校するにあたり、クラーク国際の新生野球部の監督に就任した。

 つまり、今年のクラーク国際は佐々木監督がイチから創り上げたチームなのだ。

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■伝説的な「ヒグマ打線」

 佐々木監督が率いた駒大岩見沢の「ヒグマ打線」といえば、高校野球ファンの間では語り草になるほど有名だ。

「素質のある選手がいないから守る野球はできない」

 お世辞にも恵まれた環境とは言えない北北海道でたどり着いたのが、打撃重視のチーム作りだった。1980年代からウエートトレーニングを取り入れ、冬場はプレハブで打撃練習。

 初めて実を結んだのは1983年のセンバツだった。初出場の駒大岩見沢は今治西(愛媛)を4対1、久留米商(福岡)を3対1で破ってベスト8に進出。物怖じしない堂々とした戦いぶりで「ヒグマ」の愛称を得る大会になった。

 そして1993年春にはベスト4、2008年夏にも2勝を挙げるなど、地域的な不利を覆し、甲子園で旋風を巻き起こしている。

 判官贔屓の傾向がある高校野球ファンにとって、“最北からの逆襲”は常に期待と注目が集まるところだ。

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