大渕愛子弁護士に懲戒処分「行列ができる」弁護士に問われる品格

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写真は大渕愛子公式ブログより
写真は大渕愛子公式ブログより

 島田紳助(60)の司会とキャラの立った弁護士軍団のトークが受け、島田紳助なき今も続く『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)。同番組でもおなじみ、大渕愛子弁護士(38)に大トラブルが発生した。2010年10月、養育費請求をしようとする依頼人女性から、日本司法支援センター(法テラス)が定めた額以上に着手金を不当に受け取り、東京弁護士会から業務停止1ヶ月の懲戒処分を受けたのだ。

 だが、そんな『行列』出身の弁護士は、人間性に難がある人たちばかりのようで……。

「『24時間テレビ』(日本テレビ系)のチャリティマラソンランナーとしても走った丸山和也(70)は、のちに政治家に転身するも、『死刑執行のボタンは死刑囚本人が押せるようにしろ』と国会で主張したり、『黒人の大統領は奴隷の血を引いている』と過激な発言を連発。アメリカCNNが『日本のトランプ?』と報じたこともありました。橋下徹弁護士(47)も、この番組で火が付き大阪府知事にまでのぼりつめましたが、家庭環境が貧しい高校生に面と向かって『だったら公立に行けばいい』『府の財政はギリギリ。学校だけのことを考えるわけにはいかない』と冷たく突き放し、高校生たちを泣かせたことも。『バカ新潮は便所の落書き』『週刊朝日のバカ連中』など、数々の週刊誌に対する暴言も絶えません」(芸能記者)

■住田裕子は検事時代に免罪事件

 大渕弁護士の前任者は、番組で「法律の母」と持ち上げられていた住田裕子弁護士(65)。だが彼女はかつて検事だった時代、冤罪事件で有名な『草加事件』を担当していた。

「当時中3だった少女を殺したとして少年5人が逮捕されましたが、裁判の結果、彼らは犯人でもなんでもないことがわかった。そのときの主任検事だったのが住田さん。しかしその誤認について彼女からは未だに、『守秘義務』を理由に謝罪の言葉もありません」(前出・芸能記者)

 テレビに出演する弁護士は、見た目のインパクトや、強烈なキャラクターといった魅力的な素材でなければならないため、おのずと、”ひとクセ”も”ふたクセ”もある弁護士が選ばれてしまうのは仕方ないかもしれない。

 とはいえ、今やほとんど法律の話題に触れない『行列ができる法律相談所』に、もはや弁護士の存在意義などないように思える。この番組は今後も「困った弁護士」を量産していくのだろうか。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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