【高校野球】ブラバン応援はいつから?観戦のお供に『ブラバン甲子園大研究』 (1/2ページ)

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観戦のお供にオススメ『ブラバン甲子園大研究』
観戦のお供にオススメ『ブラバン甲子園大研究』

 いよいよ開幕した夏の甲子園。球児たちの熱戦もさることながら、その球児たちを支えるアルプススタンドの応援もまた熱演ばかりだ。

 特に、応援曲を奏でる吹奏楽・ブラスバンドの演奏はレベルが高く独創的。甲子園のドラマを盛りあげる上で欠かすことができない要素であるのは間違いない。

 そんなブラスバンドの見どころ・聴きどころをまとめた本が発売されている。梅津有希子著『高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究』(文藝春秋)だ。

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■「ブラバン応援のこれまでと今」を徹底解剖

 著者の梅津有希子は日本にひとりしかいない「高校野球ブラバン応援研究家」。高校時代、吹奏楽の強豪校で腕を磨き、吹奏楽の甲子園とも言える普門館で3年連続金賞を受賞。この夏、実写映画化も注目されている「高校野球×吹奏楽部」を描いた人気漫画『青空エール』の監修者でもある。

 ここ最近の甲子園大会期間中は、Twitterで「#熱奏甲子園」のハッシュタグをつけて各校の曲目をライブ解説。「甲子園のテレビ観戦がより楽しくなる!」と話題を集めている。

 そんな著者が応援を見るため、演奏を聴くためだけに各球場に足を運び、各吹奏楽部に取材を重ね、「ブラバン応援のこれまでと今」を徹底解剖。

・高校野球のブラバン応援はいつ始まった?
・なぜ高校野球の応援は懐メロが多いのか?
・なぜ応援曲は勝手に曲名が変わるのか?
・吹奏楽部のない学校の応援はどうしているのか?

 上記のような吹奏楽・ブラバン応援にまつわる雑学、トリビアが満載の一冊となっている。

 たとえば、「高校野球のブラバン応援はいつ始まった?」については、著者がさまざまな文献、過去の新聞を徹底調査。結果として、1915年の第一回大会から音楽隊がいたことが判明。高校野球100年の歩みとともに、応援の歴史、ブラスバンドの歴史が連綿と続いてきたことに驚かされる。

 このほか、注目したいのが、今大会の数多くの出場チームについて、その応援スタイルや演奏曲目の特徴について解説している点。いくつか、紹介したい。

■ロッテ応援団も驚く、東邦高校のロッテ尽くし応援

 近年、高校球界で人気を博す、ロッテの応援歌。なかでもロッテ率が高い学校として知られているのが愛知代表、東邦高校だ。

 本書ではロッテ率が高い背景を探るとともに、ロッテの球団広報や応援団員にも取材を敢行。「地元の千葉県の高校でもない東邦があんなにロッテの曲を採用してくれて、うれしいと同時に驚きが大きいです」とはロッテの名物広報、梶原紀章氏の言葉だ。

 この夏の東邦といえば、エースで4番の二刀流・藤嶋健人の活躍にばかり注目が集まっているが、期待を裏切ることなくロッテの音色を奏でてくれるか、という点も要チェックだ。

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